☆QSANの備忘録兼用の不定期の雑記帳です☆
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最新の絵日記ダイジェスト
2005/02/05 三度目の怪?
2005/02/01 1月度ウィルス駆除件数
2005/01/08 簡裁制度の悪用
2005/01/07 嫌がらせメール
2005/01/03 ウィルスメール

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2004/03/31(水) 五条川千本桜
◆今日の五条川の桜は、まだ全体的には6分咲き程度でしたね。おそらく今週末の3日(土)、4日(日)辺りが満開の見頃時になると思います。1日から10日まで「五条桜祭り」が開催され、夜間はライトアップもされます。

◆今年の桜の咲き方は、1,2分咲き程度のものからほぼ満開近いものまで、樹木によって随分違いが見られます。例年のように木々が一斉に咲き誇るような、見事な盛況は見られないかもしれません。(残念ながら)

◎今日の五条川千本桜⇒ http://f31.aaacafe.ne.jp/~qsan/photopage28.html

◎岩倉桜まつり⇒ http://www.city.iwakura.aichi.jp/sakura/sakura-fes2004/index2004.html

2004/03/27(土) 団体様ご来場
◆今日は早々と団体(5匹以上)でのウィルスメールのご来訪?です。昨日の徒然草(絵日記)で「痛くも痒くもない」と記述したので、真犯人が躍起となって挑戦してきているのかもしれませんね(^^)。(冗談ですよ。現実的にはウィルス送信の真犯人が、一々個人のホームページを覗いて特定の人を意図的に攻撃することは、普通には有り得ませんから。むしろ、ウィルスに感染したことに気付かない無防備な善意の一般人が、知らずしてウィルスメールの発信源なっている場合が、圧倒的に多いだろうと思います。)

◎本日の来訪者=(1) info(iij4u), (2) kazu5310(kitanet) (3) mssuport(gbrands), (4) request(mbn) (5) ugi_reiha_kibiru(hotmail) etc.

◆今回のウィルス攻撃がどの程度の規模でいつまで続くかは予測できません。過去に55件というレコードがありますから、未だおとなしい方でしょう。ウィルス感染者がいつかそれに気付いて、自己のパソコンにセキュリティシステムを導入してウィルスを駆除する措置をとらない限り、この"招かれざる客"の来訪は際限なく続くことでしょう。持久戦です。

◎無料のウィルス検出サイト⇒ http://www.trendmicro.co.jp/hcall/index.asp
http://www.symantec.com/region/jp/securitycheck/index.html

2004/03/26(金) 招かれざる客
◆またも"招かれざる客"のウィルス(ワーム型)が、2匹も来訪してきました。2匹とも新型のネットスカイ・ウィルス(WORM_NETSKY)です。勿論、玄関先で門前払い(即削除)しましたので、何も被害はありませんでした。
(1)来訪者1=sei-fujishiro(goo)
(2)来訪者2=ayumi(ocn)

◆来訪者は偽名(送信者名は他人名義を詐称)を使用しますので、この送信者(偽称)は犯人ではなくむしろ被害者でしょう。でもこれらの来訪者名(メールアカウント名)にお心当たり(アドレス帳に記載)がある方は、あなたのパソコンがウィルスに感染していて、あなた自身がウィルス発信者の仲間(加害者)に組み込まれている危険性が少なくありません。

◆万が一、あなたの不注意でご自身のパソコンがウィルスに汚染されていた場合、ウィルスは、そのアドレス帳にある友人知人のアカウント名を適当に選択詐称して、ウィルスメール等の害毒を世間に撒き散らします。その場合、あなたは知らずしてあなたの大切な友人知人達の名誉を傷つけているも同然であり、大事な人間関係を損なう結果になることを他人事ながら憂えざるを得ません。(セキュリティに無関心な一般人への警鐘)

◆QSAN自身は、一応万全のインターネットセキュリティの対策を講じており、今までの防御実績では100%の水際撃退(門前払い)に成功しています。ですからウィルスメールが幾ら多数来襲しようと、煩わしいだけで痛くも痒くもありません。そんな他人事にお節介を焼く(他人の疝気を頭痛に病む)のは、将にQSANの老化現象の端的な現れであるかもしれませんね。自戒、自戒。(^^)


◎ウィルス情報⇒ http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=WORM_NETSKY.D

2004/03/24(水) お伊勢参り
◆伊勢の皇大神宮(内宮)の正殿は、宗教崇拝物として撮影禁止ですが、その石段下からの外側撮影のみ許されています。祭神は勿論天照大御神ですが、元々は皇居内に祭祀されていたものを、約2千年前の垂仁天皇の御代に当地に鎮座したものです。

◆当日は、内宮の参拝と"おかげ横丁"の散策で日が暮れてしまいました。外宮(豊受大神宮)は、車で外側から拝観しただけです。

◎お伊勢参り⇒ http://f31.aaacafe.ne.jp/~qsan/photopage27.html

◎伊勢神宮⇒ http://www.isejingu.or.jp/

2004/03/20(土) 桃の花
◆新暦の節句(雛祭り)がとっくに過ぎた今頃になって、やっと桃の花が咲き始めました。昔の旧暦の節句(約1ヶ月遅れ)なら、季節的にも合うのでしょうが…。梅はほぼ満開です。

◆今年の枝垂桜(フルーツパーク)は、例年より大分早く咲きそうです。3月末から4月始め頃には咲きそうだと、公園関係者が噂していました。シーズン中は渋滞と駐車場の確保が大変困難になりますから、高蔵寺駅から徒歩(10分)で出かけられた方が賢明でしょう。

◎春の花⇒ http://f31.aaacafe.ne.jp/~qsan/photopage26.html

2004/03/16(火) 堂ヶ島
◆QSANのアルバムは、時系列ではありません。そのときの気分次第で、時間的には前後することが儘あります。旅行案内ではありませんから、花や紅葉など季節的な事象や現況等については、別途ご確認ください。(^^)

◎堂ヶ島⇒ http://f31.aaacafe.ne.jp/~qsan/photopage25.html

◎西伊豆町⇒
http://www.town.nishiizu.shizuoka.jp/nishiizu/

◆旅の楽しみの一つは、地元の食材を使った食事です。観光地周辺のレストランや飲食店は、概して高いだけで不味い店が多く、通常は敬遠することにしています。その点、ドライブ旅行は足があるのが強みで、食事は、出来るだけ観光地を避けて少し離れた小さな漁村(漁港)の大衆的な飲食店を極力探すようにしています。

◆ただ困るのは、QSANのような酒を飲まない"下戸には入りづらい"雰囲気の食事店が多いことです。看板には「食事処」としてありながら、夜間には一変して「飲み屋」そのものに変貌している店が多いのです。ドライバーは、「乗るなら飲むな、飲ませるな」と言いたいですね。(^^)(店側にも大きな責任)

2004/03/13(土) 谷瀬の吊橋
◆梅の名所「月ヶ瀬梅渓」のスカ(殆ど未開花状態)を喰らって、頭にきました。ならば南紀の南部梅林なら間違いあるまいと、一転して一路和歌山路を目指す仕儀に相成りました。(着替え等の旅行用品は常に車中に常備)(^^)

◆ところがどっこい、予定外の飛び入り行程で地理不案内はいうに及ばず、忽ち途中で道に迷ってしまいました。偶々「十津川方面」の道路標識を眼にしたのを幸いに、またも行き先変更。紀伊半島を北の五条市から南の新宮市に至る国道168号線をひたすら南下する羽目になりました。その途中の奈良県十津川村に、鉄線の吊り橋としては日本一長い(297m)ことで著名な「谷瀬の吊橋」を観光してきました。

◎十津川村⇒ http://www.vill.totsukawa.nara.jp/

◆この後は、南紀の瀞八丁を経て熊野本宮と那智大社を目指すことになりました。(旅はなおも続く。)

◎谷瀬の吊橋⇒ http://f31.aaacafe.ne.jp/~qsan/photopage24.html

2004/03/11(木) 梅なし月ヶ瀬
◆天下の名勝(国指定)も、この時期、梅がなくては形無しです。全く冴えません。3月9日現在の奈良県月ヶ瀬梅渓はまだ1,2部咲きで、全体的に開花が例年より1週間から10日以上遅く、チラホラ咲き程度でした。梅林に梅花がなくては、様になりません。早々に退散しました。

◆一応、インターネットで開花情報を確認したのですが、複数チェックを怠り不十分でした。偶々確認先サイトの情報がいい加減で(悪意はないのでしょうが)、無駄足を踏まされて馬鹿を見ました。情報チェックは余程慎重にしなければいけません。(^^)

2004/03/06(土) 富嶽一景
◆万葉集に『田子の浦ゆ うち出て見れば 真白にぞ 冨士の高嶺に 雪は降りける』(山部赤人)とある和歌を詠んで以来、いつの日かその田子の浦で富士の実景を見てみたいと思っていました。現実にはなかなかその機会がなく黒髪も白髪に変わるほどの時を経て、このほどやっとその念願がかないました。

◆現代のこととて予想はしていましたが、現在の田子の浦はすっかり埋め立てが進んで工業地帯と化しており、全く昔の面影はありませんでした。それらしき面影を尋ねて車を走らせること数十分、やっと工場街の一角に「富士と港が見える公園」に、偶然辿り着きました。そこから撮った写真が、右の"真白き富士の嶺"の殺風景なカットです。これも時代の変遷で、仕方ありませんね。(^^)(手前は航行する貨物船)

『天地の 分かれし時ゆ 神さびて 高く貴き 駿河なる 冨士の高嶺を 天の原 振り放け見れば 渡る日の 影も隠らひ 照る月の 光も見えず 白雲も い行きはばかり 時じくぞ 雪は降りける 語り継ぎ 言ひ継ぎ行かむ 冨士の高嶺は』(山部赤人 3-317)

2004/03/05(金) 1ヶ月早いお花見
◆一月早いお花見をしてきました。最近はご存知の方も多くなりましたが、静岡県河津町が発祥の河津桜は、寒緋桜と早咲きの大島桜の自然交配種で、一般的なソメイヨシノよりも1ヶ月ほど早咲きです。毎年2月上旬から3月上旬まで1ヶ月間も咲き続けるほど、開花期が長いのが特徴です。

◆河津桜の原木の発見は昭和30年頃で、発見後未だ歴史も浅いところから、山桜や染井吉野のように年代を経た巨木や苔むした古木は未だ見当たりません。本場の河津町でも近年枝分けした若木が多いので、桜並木全体の景観は多少貧弱であまり良くはありません。純粋の河津桜並木として、数十年後には堂々たる景観に成長して、名実共に備わった一大観光名所になっていることでしょう。

◆花は、彼岸桜のように濃いピンク色で、花弁が大きくて様子のいい桜花です。八重桜ではありませんが、桜吹雪の散り急ぐ風情の染井吉野とは違って、どちらかといえば主張の強い現代風の個性的な桜樹でしょう。
◎関連サイト⇒
http://www.kawazu-onsen.com/

2004/03/02(火) 月見草は帰化植物
(前日に引き続き)
◆本来のツキミソウは、メキシコ原産の二年草で花は白く、夜開性の外来種(雑草)であるが、江戸時代末期頃に我国に渡来したようだ(下図写真参照)。だが、この白花のツキミソウは、我国の気候風土に馴染まず、現在では野生種はほぼ全滅したといわれている。(園芸種が残るだけ)

◆その後明治初期に渡来した北米原産のオオマツヨイグサ(淡黄色、Evenig Primrose)が我国に帰化して野生化し、雑草として全国的に分布を広めたが、これも現在では山野の市街化の影響でか、その勢力を弱めて余り見かけなくなってきているそうである。

◆識者の研究でも、太宰治の「富嶽百景」でいう月見草とは、当時山野に広く分布していたこの野生化した雑草としてのオオマツヨイグサ(淡黄色花)のことであるのは間違いはないようである。(オオマツヨイグサ=月見草は、当時から一般的に市井に定着していた誤称)

◆しかし当時の太宰は、この「月見草」という如何にも画趣豊かで雅な和名を持つオオマツヨイグサが、北米原産の帰化植物の雑草であるとは知らなかったのではあるまいか。なぜなら、月見草が我国古来の固有種であると誤解していなければ、太古から日本を代表する霊峰富士を賛美する記述の一方の対象物として、我国に帰化して僅々百年弱(昭和14年の著作当時)にもならない新参者で外国種のツキミソウを選択するとは考え難いのである。私自身も、月見草という雅な語感から何となく我国古来の固有種だと誤解していた。

◆我国土誕生以来悠久の存在である富士の姿を、風呂屋(銭湯)の俗悪なペンキ画としてではなく、さりげなく『富士には、月見草がよく似合ふ。』と描写するには、やはりこのツキミソウは、我国に昔から存在する固有種の月見草でないと落ち着きが悪く、甚だ具合がよくないのではあるまいか。もし、太宰が月見草が我国の固有種ではなく、僅か数十年前の近年に外国から到来した新参の帰化植物であると知っていれば、果たして富嶽に対比する植物として月見草を選んだであろうか。知って敢えて「月見草」を選択したのであれば、この作品「富嶽百景」に関する識者の解釈や一般読者の読後感等も多少替わってくるのものがあるのではないだろうか。…と、愚にも付かないことを考えて暇をつぶして楽しんでいる。(^^)

◆《またもや蛇足》そうそう、この作品中の太宰は10月上旬の御坂峠の茶店で月見草の種を自ら蒔き、「いいかい、これは僕の月見草だからね、来年また来て見るのだからね、…」と話しているのだから、秋蒔きの月見草(オオマツヨイグサ、二年草)の花が咲くのは来年ではなく、二年後の再来年の夏になるということをうっかりしていたようだ。別に作家は植物専門家である必要はないので、些事に拘泥することもない。しかしそれでも、開花期が夏季の月見草の種を自ら採取して秋に栽培しながら、同時期に月見草の花を見たという作品構成に関する疑問(矛盾)は根強く残るのである。(???…(^^))

2004/03/01(月) 富士と月見草
◆『富士には、月見草がよく似合ふ。』とは、太宰治の佳品「富嶽百景」の中の有名な一節である。その月見草とはどんな草花なのか、私は無粋にして判然とは知らなかったのである。月見草というからには、何となく夕暮れの暮明時に可憐に咲く黄色い月色系の小さい野草を何となく想像する。月見草とは宵待草のことか?いずれにせよ私は知らない。(無知を威張ってどうする?!)

◆気にしだすと、今は故人となった某漫才師の「地下鉄漫談」ではないが、気に掛かって"夜も眠れない"のである。仕方がない、気が済むように一つ出来る範囲で調べてみることにした。

◆インターネットを利用して各種事典や植物図鑑等で調べたところでは、どうもこの一般的に民間で月見草と呼ばれているのは、大待宵草(和名オオマツヨイグサ、下図写真参照))の誤称であり、かつ、その花期は夏の7月から9月頃に掛けての夏の花であることが判明した。となると、ここでまたもや疑問が生じてきた。

◆小説の舞台になっている「御坂峠、海抜千三百米。」は、山梨県河口湖町近くの国道137号線沿いの山道にある。今は、その後に開通した御坂トンネルが御坂町へ直接抜けているので、迂回路の険しい山道に入らなければ、直接この御坂峠には至らないようだ。

◆太宰は、御坂山(標高1596m)周辺の紅葉風景も終わり、富士山も冠雪してもう辺りは冬支度を整えた10月上旬の時期(山では晩秋に近い)に、河口湖の郵便局から御坂峠の逗留先へ乗合バスで帰館する途中で、走る車窓の中から月見草を見つけている。同乗していた土地の老婦人の「おや、月見草。」の一言もあるから、よもや見間違いもあるまい。

◆それに太宰自身が普段から月見草を好んでいて、その直前に自分で周辺の山野から採取してきた月見草の種を茶店の背戸に蒔いて、茶店の娘に「いいかい、これは僕の月見草だからね、来年また来て見るのだからね、ここへお洗濯の水なんか捨てちやいけないよ。」と諭しているのだから、別の草花を大好きな月見草と見間違える筈がない。

◆でも平地よりも随分寒冷な峠の10月上旬に、夏の花の月見草が咲いているものだろうか。一輪や二輪の狂い咲き程度なら、有り得ない話ではないと思うが、夕暮れ時に走る車中から偶然発見するには、少なくとも参考写真のようにある程度纏まった群生体でなければ、発見は難しかろうに…。それに、その直前に太宰自身が山野で採取した月見草の種を蒔いているのだから、開花期はとっくに過ぎているではないか。花と実(種)が一緒に生るものか。将に自己矛盾である。はてサテどうしたものか。???…?!

◆文芸作品であるから、何もそう目くじらを立てて詮議立てをするには及ばないのだが、考えれば考えるほど矛盾で混沌とし、ますます目が冴えて「眠れぬ一夜」を明かす仕儀と相成った次第。(お粗末の一席也。)(^^)

◆(蛇足)月見草はまた別名宵待草というようです。しかし同じ草花の呼称でも、文学作品としては『富士には、月見草がよく似合ふ。』のように「月見草」の方が収まりがよく、これを『富士には、宵待草がよく似合ふ。』と表現したのでは、恰も竹久夢二の叙情の世界に流れて下卑てしまう感じがするのは否めません。この場合の「宵待草」は場違いで全く落ち着かない気がします。やはり月見草の方が良さそうです。言葉遣いとは、難しいものですね。

◎太宰治「富嶽百景」⇒ http://www.geocities.co.jp/NatureLand/6617/bunko/bunko0356.html


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