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2004/01/01(木)
賀詞
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◆あけましておめでとうございます。
◆(閑話休題) 『朝は海辺の石の上に こしうちかけてふるさとの 都のかたを望めども おとなふものは濤(なみ)ばかり … 嗚呼めづらしのしらべぞと 声のゆくへをたづぬれば 緑の羽もまだ弱き それも初音か鶯の
春きにけらし春よ春 まだ白雪の積れども 若菜の萌えて色青き ここちこそすれ砂の上(へ)に
春きにけらし春よ春 うれしや風に送られて きたるらしやと思へばか 梅が香ぞする海の辺に
磯辺に高き大巌の うへにのぼりてながむれば 春やきぬらん東雲の 潮の音遠き朝ぼらけ』(島崎藤村「草枕」抄)
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