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2003/11/02(日)
スパイウェア(その2)
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◆下手にスパイウェアについて記述すると、「営業妨害だ」とばかりに執拗な脅迫メールや種々の嫌がらせメール等のトラブルが増える危険性があります。しかし一部の悪質なレンタルツールのために、一般の利用者が個人情報漏洩の被害を受けるばかりではなく、比較的に良心的な同業者も迷惑(利用者数の減少等)を蒙るのですから、クラッカーや個人情報漏洩に係わる悪質業者の排除に、斯業界自身が率先して早急に取り組むべき緊急の課題だと思います。(インターネット世界の安全性の確立が急務)
◆勿論、当方の無智(浅学非才)による誤解で、元来悪質なスパイウェアを含まない安全なレンタルツールを「悪質なもの」と取り違える危惧は常にあります。したがって、その善悪の判断はより慎重を期すべきであることは今更多言を要しません。(濡れ衣防止)
◆ところが現実には、当該レンタル品の管理運営上に必要な範囲を超えて、明らかに無関係な個人情報を違法に無断収集(盗取)しようと試みる悪質なツール(スパイウェア潜在)が存在することも事実です。QSANの狭い経験事例でも、実際にスパイウェアと認定せざるを得ず、採用敬遠や廃棄処分にしたものが幾つかあります。
◆例えば、当該レンタルツールを採用している契約者のパスワードではなく、当該ページを閲覧した来訪者(QSAN)の重要な個人情報(当該ページの閲覧とは全く無関係なパソコン起動用のパスワード)を盗み取ろうとした悪質な事例が実際にありました。幸い、セキュリティソフトの個人情報保護機能が有効に働き、当該情報の漏洩阻止(ブロック)に成功しましたので、被害はありませんでした。これなどは、当該レンタル業者には悪意あるスパイウェアの意図的潜在について弁解の余地はないでしょう。
◆QSANは、複数のセキュリティソフトを時と場合に応じて適宜使い分けてスパイウェアの摘発排除に努めていますが、一方のセキュリティソフトを使用する際には、他方の競合ソフトをその都度アンインストールしたり、複数台のPCを使い分ける等の手間がかり、なかなか厄介なものです。皆さんも、この種のスパイウェアには十分にご注意ください。
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