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2006/08/05(土)
革命のエチュード/Chopin
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どうしようもなくなった。そんな気分だった。きっと誤解されただろう。僕はただ、まっすぐ見ようとしてただけなのに。空気が重かった。呼吸がしたかった。僕はただ、じっと見ようとしてただけだ。世界の秘密が描かれた設計図、ひっくり返せばただの白紙だろう。それをいうとどうして怒られる?道端の排水溝を見てみろ。みんながいろんな大事なものを落としてる。拾ったりはしない。またコンビニで買う。
抱きしめればとりあえず伝わるだろう。そんくらいの甘い希望的観測は許して欲しい。
さりげなくきたその瞬間から 生命線の輪郭を辿る間の呼吸 君の声なんて聞こえない 街で観るピアニッシモの人 十二回の鼓動のうちに 凍て付いて月に思う 幸福論をとなえる さあ海へ行こう 光る君のこと もういい? 否定する 君を見る 眩暈 眩暈 できない その眼に 空を飛ぶには 嘘はなくても 鼓動がたりなくて さよならをいって 十二回の息継ぎのすえ 風邪をひいたら電話して 僕は両腕をだらりと下げる 思い出みたいのを拾ってみた
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