|
2006/04/23(日)
さりげなくきたその瞬間に あらゆること ひとつのこと
|
|
|
さりげなくきたその瞬間から 生命線の輪郭を辿る間の呼吸 君の声なんて聞こえない 街で観るピアニッシモの人 十二回の鼓動のうちに 凍て付いて月に思う 幸福論をとなえる さあ海へ行こう 光る君のこと もういい? 否定する 君を見る 眩暈 眩暈 できない その眼に 空を飛ぶには 嘘はなくても 鼓動がたりなくて さよならをいって 十二回の息継ぎのすえ 風邪をひいたら電話して 僕は両腕をだらりと下げる 思い出みたいのを拾ってみた
光の病に侵されていたのは昔のことで、今は光と闇の区別もつかない。
|
|
|