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2006/04/13(木)
星の灯篭/妹尾武
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木曜は買い物の日。授業は午前。午後は四条へ買い物。新京極はいろんな制服の修学旅行生でいっぱい。たった一年前か。そんなかな…そんななんだろうな時間とか人間とか記憶って言うものは。
僕にも確かに高校生だった時期がついちょっと前まであったわけで、高校生の時にしか感じられないような感受性で、一口大に世界を切り取るのに忙しかった。さよならっていってお別れするのが別れじゃなくて、新しい事柄に自分という人間が更新されていくに従って一ピースずつ消えていく、その時々に、別れがあるんだな。別れが出会いの始まりなんじゃなくて、出会うから別れが生まれるんだ。定期券の入ってたところにはVISAカードが入って。僕の図書館の記憶は、蔵書90万冊のでかい建物に変わってく。君とのメールは日に日に消えて。小田急線を知らない人たちにとってかわる。 コンパや飲み会は嫌い。行かないようにする。三人で公園で飲んだ記憶。更新したくない。 バンドがあまりやりたくないのもそう。 ドトールにも行きたくない。
長い買い物をして、結局気に入ったゴミ箱はなくて笑 いまだにゴミ箱なし生活。古本屋でフランス語の辞書とたくさんの文庫本を買う。10冊。しばらくはこれですごす。
大学通りを思い出す。もう桜は散ったのかな。
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