徒然ジムノペディ
ここは管理人KAHNの日々の徒然を書き綴ったどうしようもないページです。
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最新の絵日記ダイジェスト
2007/06/08 夜の弔い
2007/05/08 人は決して眠らない。
2007/02/28 ひどい戯言。
2007/02/08 いやなもの
2007/01/03 1月4日午後6時国立駅集合

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2006/04/30(日) BLUE/KAHN
独りを愛する気持ちと独りを恐れる気持ちとが葛藤する。葛藤している間も独り。

何をしてるんだ?と問われても答えようがない。現実は小説より奇なり。僕もなんだか江国香織の世界に近づきつつある。こうやってしっぽ振り続けるのもわるくないな。報われるとか報われないとかそういうことじゃないんだけど。

そんな折にどうしてなんだろう。いくつも前の夏になるのに。どうしてなんだろう。壁にかかった時計や、駅のホーム、コンビニのサラダ、どうしても夏とその夏の人を思い出す。星を見たら星座に見えた、めんどくさいからサジタリウスってことにしとく。

2006/04/27(木) Dont kiss my tail/Blankey jet city
 旧友に会う。いやぁ…楽しかった。何だか、知らずに疲れてたんだな。新しい環境とか知らない人たちとかに。大阪までガタンゴトンいったのに、逆に疲れがとれました。

同級生だった時と、旧友になった時とでは、やっぱそこに生まれる関係性は違うもんだなっと思って、でもその新しい関係性にとても温かい喜びを感じたり。きょうはともかくいい日でした。さんくすじも氏。

当たり前だけど、付加逆なときの流れに有限なものを抱えて生きているわけで。当然広げた手のひらからどんどん砂は落ちていく日々なわけで。それすらもわるくないな、と思える時がたまにあるんだな。家の鍵を回して暗い部屋に荷物を置いたとき、色んなことに悪くないな、っと思えたりする。

2006/04/26(水) 東京湾/ヘルマン
授業が死ぬほど面白くない教授が書いた教科書が面白い。こういうことってあるんだな。ようは彼らは教育に向いてないのです。きっと僕にとってはただのおじさんだけど、その業界の権威なのだろう。そんな人ばかりの大学です。悪くない。フラ語の教授は星の王子様の翻訳者。

フラ語を真面目に勉強しようかと思った。暇な文学部は語学でも磨こう。

2006/04/25(火) 自問自答/スネオヘアー
悲しいことは続く。
髪をばっさりきった。ほんとにばっさり。下唇まで届いてた前髪は宙を舞って落ちてしまった。くすん。そして帰ったら茶碗を落として割ってしまった。はぁ…。。。こんなことで落ち込むなんて、なんて生活密着型小人間なんだろう。即物的王国。

そして送信失敗の状態のまま永遠5時間の携帯に今気づく。…あ〜ぁ、ただでさえ嫌われるのに…。。

GWどこへ行こう。舞鶴にはいってみたい。広島は…日帰りじゃ無理だしな。またにしよ。。ふ〜む。。。いまいち予定がたたない9連休(自主休講含む)

2006/04/23(日) さりげなくきたその瞬間に あらゆること ひとつのこと
さりげなくきたその瞬間から      生命線の輪郭を辿る間の呼吸
君の声なんて聞こえない          街で観るピアニッシモの人
十二回の鼓動のうちに               凍て付いて月に思う
幸福論をとなえる                    さあ海へ行こう
光る君のこと                         もういい?
否定する                           君を見る
眩暈                                眩暈
できない                           その眼に
空を飛ぶには                       嘘はなくても    
鼓動がたりなくて                   さよならをいって
十二回の息継ぎのすえ             風邪をひいたら電話して
僕は両腕をだらりと下げる         思い出みたいのを拾ってみた



光の病に侵されていたのは昔のことで、今は光と闇の区別もつかない。

2006/04/22(土) original of species/U2
 ベートーヴェンのシンフォニーがどこに存在するかを考えてた。
 ベートーヴェンのシンフォニーは『ベートーヴェンのシンフォニー』に存在する。トートロジー?いや、でもそうとしか言えない。インターネット上の仮想世界はどこに存在するか?データベース?サーバー上?回線上?いや、仮想世界の本質はそれが表出される末端のモニターやらスピーカーやら、最終的にはそれを感受する人間、にある。情報はただの無機物じゃない。作り手が存在する以上、それは有機的な何かを持つ。シンフォニーはもちろん、スパムメールでさえも。これらのものは輪郭を持たず僕らの間を自由電子のごとく漂う。強いてそれらの居場所を言えば、トートロジーになる。

 自分の輪郭を溶かしてしまいたい。自分は『自分』に存在する、と思いたい。ベートーヴェンのシンフォニーのようになりたい。自由電子になりたい。そう思うことは多い。
 でも、輪郭はとかすべきではない。自分を物理的な体から切り離すべきじゃない。いくらでも輪郭をぼかすことのできる世界になったけど。僕はしっかり周りの色を確かめ、しっかりと補色で身を包む。
 この世界ではたくさんの、ほんとにたくさんの人たちが小さな体引きずってひしめき合ってる。誰もが誰もに関心がある。決して他のとは交わらない輪郭を持ち、それでいて互いに求めて彷徨う。それゆえ、笑ったり、泣いたり、争い、傷つき、傷つけ、求め、求められ、涙を流す。素晴らしいことだと思う。この世界は美しい。本当に美しい。

休日にはココナッツサブレ。読みかけの本は家では開かない。

2006/04/20(木) コントラスト/クラムボン 黒い宇宙/BJC
結局ギターも出してない。何だかな、サークルも決めてない。何だかな。そんな気分の夕方。木曜日は早引きDAY。食料が尽きたことに気づいたので出町商店街へ。八百屋と肉屋とパン屋とスーパーを巡りチャリかごと両ハンドルに引っ掛けられるだけいっぱいの食料GET。ちゃっちゃと料理して作りだめして冷蔵庫へ、これはこれからの作業。そろそろ掃除もしないといまだにサークルのビラが部屋に散乱してる。そうだ、スープを作ろう。ジャガイモもたまねぎもあるぞ。鶏肉もちょっとだけ奮発して買ったから。時間もまぁまぁあるし。夕方になるとまだ寒い。東京はもう20度を越える日が続いてるみたいだけど。こっちはまだ春ともいえない。それともこれが京の春なのかもな。

朝、独り。遅刻が続くのは起きたくないから。小中高と遅刻はしない男だったのだが。がんばらなきゃ。いきなり挫折してどうする。このままじゃ本読みに学校いってるようなもんだ。

ハジメマシテと言葉を交わす、この人の高校の友達が今頃この人のことを思い描いてるに違いない。今頃、どんな人たちとどんな言葉を交わしているんだろうか。どんな授業をとって、どんなご飯を食べて、どんな風に笑ってるだろうか。そう考えたら、僕はその人に話しかけるべきではなかった気がした。もちろん何の根拠もない。僕は思う、とても思う。君は今どんな人とどんな言葉を交わしているのだろうか。
そんな時は鴨川を思う。大きく、穏やかに、流れる。どんなに小さな一部分を見ても、その一滴一滴を見つめても、流れている。

今まであったすべての人に、もう一度会える世界があると、僕は信じている。死後の世界とかその類ではない。僕は宗教は信じていないが、この感覚界がすべてではないと信じている。ここで触れ合った存在が、いつかまた大きな流れの中で再び出会うと信じている。海はまだ遠い。沢では岩も多く、流れも速い。景色は目まぐるしく変わり、ゆっくりと景色も見れない。河口では、広大な流れが悠々と流れる。すべての沢の一滴一滴がまた出会う。
いつかまた大きな流れの中で再び出会うと僕は信じている。

2006/04/15(土) You cannot go with me
すこし真面目なことでも書こうとも思ったが。やめる。疲れた夜に書くことはろくなもんじゃない。独り暮らしで夜ふかしするようになるとは思わんかった。明日は日曜。久しぶりにゆっくり本でも読もう。通学電車が少しだけ懐かしい。

世の中にはいろんな笑顔があるんだな。笑顔が相手に及ぼす精神的威力ってすさまじい。人間の表情なんでもそうだけど。ハリウッド映画を最高につまらなくしてる要因のひとつ、表情がない。
今日あった人は僕がとても好きな笑顔の持ち主だったけど、とてもいやな性格の人だった。そんなこともあるんだな。
昔のある人の笑顔は何だか悲しげで僕をさびしくさせたけど、それでも笑ってほしいと思ってがんばった。
あのグループで話すときはいつも誰かが笑ってた。あまりそのことに意識はしなかったけど、今思うと本当に楽しかったからなんだったんだろうと思う。
つくり笑いは防衛のために浮かべる。ときどき本気でも笑う。だけどね、青色の幸せがすきなんだ。大笑いでも肩たたきあう笑いでもなく、かといって愛想笑いでもない。雨の日の光のやらかさみたいに、ふっと、二人の天使に両頬をさすられたみたいに、自然と湧き上がる笑顔。青色の幸せ。
難しいな…ふむ、狙ってできるもんじゃないな。
愛想笑いは品切れ、って言い放ってつまんなそうに僕を見た人、正直本当にかっこいいと思った。だけど僕は君に嫌われる。
絵でも描いてみよう。油の道具もってきてよかった。
そうだ、ギターも出してみよう。あのLIVEHOUSEの感触が閉じ込められてるかもしれない。

2006/04/13(木) 星の灯篭/妹尾武
木曜は買い物の日。授業は午前。午後は四条へ買い物。新京極はいろんな制服の修学旅行生でいっぱい。たった一年前か。そんなかな…そんななんだろうな時間とか人間とか記憶って言うものは。

僕にも確かに高校生だった時期がついちょっと前まであったわけで、高校生の時にしか感じられないような感受性で、一口大に世界を切り取るのに忙しかった。さよならっていってお別れするのが別れじゃなくて、新しい事柄に自分という人間が更新されていくに従って一ピースずつ消えていく、その時々に、別れがあるんだな。別れが出会いの始まりなんじゃなくて、出会うから別れが生まれるんだ。定期券の入ってたところにはVISAカードが入って。僕の図書館の記憶は、蔵書90万冊のでかい建物に変わってく。君とのメールは日に日に消えて。小田急線を知らない人たちにとってかわる。
コンパや飲み会は嫌い。行かないようにする。三人で公園で飲んだ記憶。更新したくない。
バンドがあまりやりたくないのもそう。
ドトールにも行きたくない。

長い買い物をして、結局気に入ったゴミ箱はなくて笑 いまだにゴミ箱なし生活。古本屋でフランス語の辞書とたくさんの文庫本を買う。10冊。しばらくはこれですごす。

大学通りを思い出す。もう桜は散ったのかな。

2006/04/12(水) 透明人間/東京事変
僕は透明人間さ。

東京について最近よく考える。あの街は、本当にすごいまちなんだっていまさらながら思う。多視点思考がちょっとはできるようになってきたのかな。

学びたいことが多すぎて、考えたいことが多すぎて。早く日常が落ち着いてほしい。ベートーヴェンの交響曲はどこに存在するのか?対比と対応について。芸術論における愛情。愛情における芸術。愛情をテーマに油絵を一枚書こうと思う。愛情。今だからこそ見える横顔がある、そんなことにも気づかなかった。怖がっていたんだね、僕はそれに気づけなかった。

今日僕の隣にいてくれた新しい人、僕はもっと賢い人間になるようがんばるから、願わくはこれからもよろしく頼む。賢くなる。

4月絵日記の続き


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