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2005/06/05(日)
黒い宇宙/Blankey jet city
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気の狂った友達が傘の使い方を忘れたって さして歩く街の人たちを見て大笑いをしたって その時彼はずぶ濡れで買ったばかりのフランスパンを三本 カバンの口からはみ出したまま 上を向いて雨を飲んでたって それを聞いた僕はとてもかっこいいと思った
誰も座らない図書館のあの日の当たらない隅の席は 時の流れを美しく感じる人だけが座れるんだって 流星の形をした駅前の看板は、とある国のお姫様で そのうちペジュリジアが奪いに兵を連れてやってくるんだって 家の前の桜の木のてっぺんにはリスの巣があって なんとか今年の冬を乗り切ったらしい 埋めといたクルミを掘り返しに地上に降りてきたら 友達にならないか聞いてみる
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