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2005/03/03(木)
海猫/自作
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ちょうど半分まで折れた針金みたいに、ほんとに不安定で頼りなくて弱々しくて。それでも彼女たちは僕より強そうに見えてしまうのです。知らないことと気付かないことは社会において強さだと思う。
自分の中身を満たす必要がある。冬が始まって以来どんどん中身が減り続けていたのは気付いてた。とうとう底が見えてきたみたいだ。毎日毎日中身の液体はでていく。最近は中身が少なくなったぶん、出る勢いも弱くなったみたいだけど。毎日出るぶんよりたくさんの量を注がないとみるみる中身は減ってく。でもさ、無理してたくさんの量を入れようとすると失敗する。お菓子作りもそうなんだけど、いっぺんに卵を入れて混ぜようとするとうまくいかない、少しずつじゃないと。そう、少しずつ中身を注がないと溜まらないんだ。それにゆっくり時間をかけないといい中身にもならないでしょ。コーヒーをたてる時みたいにゆっくり注がないと。だから、まずは毎日出てるのを閉じなきゃだめなんだ。休む、休み。それで、ゆっくりのんびり中身を満たしていく。休む、休む、能動的な休み。それで八分目になったら、使い始めよう。今度はもう少し良い使い方をしながら、注ぐことを忘れないようにしながら。
今必要なのは、明日明後日に追われて詰め込む単語じゃなくて、能動的な休息。…
追:くるりの岸田がフジファブリックと銀杏BOYSを誉めててなぜか無性にうれしくなった。
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