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2005/10/12(水)
コントラスト/クラムボン
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もうあれから一ヶ月が経ったらしい。 そんなことを考えてると、僕は気付いたらおじいさんになってる。
不可逆で満たされた世界だから、僕は床中に散らばったものをせっせと棚に戻し続ける。 折れた取っ手をセメダインでくっつける。うまくいかないけど。 猫の絵のマグカップに鉛筆を一本一本削って立てていく。 鉛筆の背はどんどん短くなってくけど。構わない、どうせ鉛筆たちが消えるまでに僕の方がいなくなる。 僕のイメージは僕の一部だ。選んだ場所にしか残さない。選んだ人にしか渡さない。ちらばったイメージを集める。元通り棚に戻していく。夜が来ればまた散らばる。だから早く片付けないといけない。明日?そんなものは知らない。
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