徒然ジムノペディ
ここは管理人KAHNの日々の徒然を書き綴ったどうしようもないページです。
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2004/11/17(水) 物書きになりたい。
あっいや、笑うな(笑)願望は空くまで自由な領域だよ。
本が最近大好きで…今まではどっちかっていうと今も生きてるような人が現代語で現代にいきる人を書いた本のみをよんでたのだが…戦前の人や戦中の人の話も楽しんで読めるようになってきた。森鴎外とか島崎藤村も読んだことにゃよんだが、正直に言おう、難しかった。
お薦めしたい:福永武彦
やはり頭がいい人ってのはいつの時代にもいて、頭がいい人ってのはその機知故に孤独を背負い苦しんでいたのだということがわかる。でもオレは頭がよくなりたい、こういう文章を書けるように、空と地の間でおこるこの事象を知性の光で一番あでやかに捉えたい。
お薦めしたい:村上春樹
これはもう、好きな人満載でしょう。なんというか…彼の作品をよんでる間は、自分がどの苦しみにも痛みにも属さないで済むというか…一種の緩和剤のような読み物です。そして彼の表現方法は、他人に自分の見た夢を伝える時のような曖昧さや柔らかさを含んでいて…きっと読み返すたびに違った風景を呼び返すことを可能にしてる。
お薦めしたい:小松左京
抽象的な題材の本にあきたらこういう本を読みたい。彼は理系だね…まったくの揚げ足のとりようがないほどリアルな物語を展開してくれる。多分彼の頭では、人間の心や愛ですら建築の設計図のように読み解かれているのだろうな…

少しまじな悩み:何を学ぼう?
正直将来何になりたいかなんて今の打ちに決定する気は毛頭無いし、またできそうもない。オレが大学に行きたい理由はその大学で学びたいことを4年間しっかり学ぶ、そのことのみで就職がどうの学歴がどうのなんてのは全く二次的なものだろう、んでオレは何に限らず、そういう行動に対する二次的なものはほとんど考慮しないことにしてる。いまんとこ何となく二つのことをぼんやりと考えてる。
1:哲学を学ぶ。哲学史とかじゃなくてできたら文学や韻文にそくした哲学を学べたらいいなと思う。何世紀もまえの偉大なかたが書いた本を、すみずみまでなめ回して本ばかり読んで過ごす4年間じゃぁちょっとやだな。でも実際大学で学ぶ哲学なんてそんなかんじだろうし…悩むな。
だってさ、そういう本を書く偉大な方々は、ご存じのとおり頭がいいんですよ!そんな一般人でたかが20年そこらしか生きてない大学生ごときに理解できるかっての!それよりも自分にしかできないことを探索してそれを自分のメガネにする方が意味がある行為に思えるのだが…たとえ発見した物に学術的価値や他人に評価されるべき対象がなかったとしても。
2:芸術美学・韻文を学ぶ
これも上と同じなんだよ。自分が実際にやりたいとおもってることと大きく違う可能性がでかい。しかも…さらに…これを4年間学んじゃうと…あまりこういうことは考えたくないのだが…「真剣に…飯が食えない可能性がある」
唯一オレがいま何となくなってみたいな〜と思う職業は美術館の学芸員。が…こいつは教師なんてもんじゃなくトンでもない競争率らしい…はぁ困った物だ。

頭がよくなりたい。オレが読んで感動して涙がでてくる言葉を綴る人たち、彼らの考えていることを同じように考えられるくらい、頭がよくなりたい。そういう方々は、例外なく不幸なように思われるが…反感は承知で正直に言おう、無知蒙昧に洞窟にうつる影しか見えずにそこで小さな幸せを認めて1/60億のわずかな80年間をただ見送るのはまっぴらだ。自分を理解したい、他人を理解したい、人間を理解したい、愛を理解したい、社会を理解したい、世界を理解したい、それによる代償で(あるいは報復で)孤独と苦悩と死が待っていたとしても、こんなにも素敵なことが他にあろうか。進んでそれらは受け入れるだろうな、オレは。

 だからどうするかって?…特になんもしないよ、ガリ勉なんかもちろんしないよ。ただ、なんとなくこう考えるようになって、自分の悪い癖:いつもいつも考えて考えて結局全てがいやになる もそんなに悪くないな…と思えるようになった。だから、別に苦しくてもいいから、これからも自分の限界まで深く深く物事を考えようと思った。←こういう人間をおたくとよんでもらっても構わない。


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