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2003/11/05(水)
無機質なつながり
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普段あまり鳴ることのないオレの携帯が今日はやけにうるさくオレを急かす。もともと友達少ないし、メールは好きじゃないから一度に何人もの人とメールすることはないのに・・・ああ、もうこの忌々しい情報機器をまっぷたつにしてしまいたいわ!そうすれば赤字すれすれの月々の財政がちょっとは楽になるし・・・ なぜ顔もしらない他人にオレの夕食のひとときの静寂を暴力的に割り込まれなければならないのだ!語り書けてくる活字の一つ一つに無機質な空虚さを感じる。自分の打った返信もまるで他人の言葉のように液晶画面に映し出される・・・こんなのがコミュニケーションと呼べるのか?
出会い系だなんだがなぜこんなに流行っているかがちょっとわかった。インターネットやメールでいろんな人とつながり、知り合えるようになった。だからこそ人は孤独なんだ。
孤独も悪くないと考えるオレがいる。基本的に一人でいる時間も好きだ。むしろそういう落ち着いた閑々とした時間がないと日々を楽しめない。自分しかいない部屋で、考えるでもなくいろんな事を頭に巡らすのは楽しい。あまりにも身勝手だが、人とはつながりあいたいときだけにつながりあえたらいい。携帯を持ってから、その一人の時間があまりにも少なくなった。携帯電話が鳴った瞬間から相手に返信をしなくてはならない義務がオレを脅し、たいして用もないのに、至極あいまいな当たり障りのないやわらかい表現の文章をだらだらと推敲しなくてはならない。
映画を見たい。綺麗な公園でお昼を食べたい。犬を飼いたい。ホントに大事な用なら手紙を書こうよ、アナログに。手紙ってもらうとスゴイ嬉しいものだよ。それに書いてるうちに本当に自分が伝えたい事ってのがまとまるし。手紙奨励派!(but時候の挨拶反対派!)
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