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2005/01/14(金) 今日はアンプについて考えてきました
こんなアンプは嫌だ!…「箱にエンジンカー専用と書いている」

 こんにちわ。矢葡です☆変化がないので鉄拳風に書き出してみました(笑)今日は特別企画「アンプがヘタったKing氏のためにお勧めアンプをセレクトキャンペーン」を開催したいと思います。

 まぁこの日記はRCに造詣が深くない方もご覧になっている可能性もございますので、ひとつ説明を…。アンプ、ESCとも表現されるこの装置は、ラジコンのモーターに流れる電流をドライバーの操作に応じて調節する代物なんです。で、なぜアンプと呼ばれるのか?まぁまずその歴史を紐解いてみましょう。

 80年代後半はアンプなんてものは無かったんですな。当時はバッテリーとモーターを直接繋いだ回路の途中に、3段式電流分配装置(スイッチみたいなもの)をかませてそこからセメント抵抗ってやつにバイパス(迂回)してたんですな。抵抗…中学の理科で習いましたね?その電流分配装置、いわゆるスピコンが電流の抵抗に流れる度合いを調整することでスピードを調整していたわけです。だからアクセルが低速なら電流のほとんどはセメント抵抗で熱エネルギーに変換されて低電圧になっていたのです。で、アクセル全開時はバッテリーの電流は抵抗を通らずに電圧7.2Vそのままが直接モーターに流れるといった風になるわけです。

 でもこのスピコン…抵抗に電流を流してモーター回転を制御してるって事は効率が悪いですよねぇ!?折角充電したバッテリーが熱エネルギーに変換されるんですもの…電流が無意味な使われ方してますよね?主婦の嘆きの声が聞こえてきます(笑)しかも、頻繁に故障します。そりゃそうですよ、発熱するんですから…。しかも機械的なスイッチが頻繁に切り替わっているんですからねぇ。

 で、その機械的なスイッチの切り替わりを周波数に置き換えたのがアンプ=ESCなんですな。90年代初期ごろから一般的になってきました。アンプの語義として増幅とかがあると思うんですが、別にそういった意味合いはありません。今回もモーターとバッテリーは直列繋ぎで繋がっております。で、電流も一定の約7.2Vが流れております。今回は電圧も一定です。このままでは常時全開ですな。しかし、今回はスロットル開度に応じて電流が流れる時間が変わることでモーターの回転数を制御してやってるんです。

 時間、というよりタイミングと言ったほうが正しいでしょうか?ある周期で電流がオンオフってなってるんですよね。それがオン!オーフ!(低速)ってなるか、オンオフ♪(中速)ってなるかオーンオフ!(高速)をFET素子ってやつの定める周波数で制御してやってるんです。文語で表現するのはホントに難しいのですが、発音している時間の長さでなんとなく分かりませんでしょうか?実際発音してみてくださいな。そしたらあぁ電流流れてる時間長いからモーター回ってるなぁ!!とかが分かるでしょうて。で、King君のアンプはこのFETがヘタって電流に抵抗がかかって、その結果直接流した場合より低い電圧がモーターに流れているということですな。つまりアンプ自体が抵抗になってしまってるという悲しき事態なんですな。

 今回はその歴史と仕組みについて語ってみました。次回はアンプの近世史と最近でのお勧めアンプなどやってみましょう。


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