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2004/04/30(金)
母
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昨日はとても暖かかったのに・・・今日はいまいち、おまけに夕方から雨。
27日、母がリハビリの為の病院に移った。
その日の朝早く父と私は病院へ、父が支払いをしていたので私一人で先に5階の病室に上がっていった。 2ヶ月ぶりに病院のパジャマから見慣れた服に着替えさせてもらっていた母が私の顔を見ると涙ぐんだ。
転院が決まってから幾度となく父が母に、
「キレイな病院に移るよ」
「そこでもう少し動けるように練習したらウチに帰れるから」
「頑張れよ」
「あと少しで行けるよ」
そんなことを話し掛けていたのに、霧の中もやの中にいる母には 上手く伝わっていなかったのかもしれない。 とにかく家に帰りたいのだろう。 もう帰ることができないと思っているのだろうか・・・ いいや、ホントはもっとちゃんと分かっていて、2ヶ月過ごした病院から 他の病院に移ることが不安なだけなのかもしれない。
この3日間で母は何度も涙を流している。 言葉で表現できない母の不安が涙になるのだろう。 転院先から、慣れるまではできるだけ頻繁に顔を見せてあげてと言われた父は朝から夕方まで側にいて話し掛けている。 私はそんな父のことが心配でならない。
母が早く慣れて少しでも元気になって欲しい。 そして父がもう少し楽になればいい。
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