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2014/04/06(日)
芯
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昨日、彼と話していたら、結構唐突に、 「しっかりしてるね」 みたいな事を言われました。 前後の脈絡からしても、なんでそんな事を言われるのかがよく分からなかったので、何か私そんな感じのこと言いましたっけ、と聞き返すと、相手の返事もハッキリしなかったけど、でも「何か芯が通ってる感じ」と。
今から10年も前になると思うけど、私が大学時代に大変お世話になった女性の先輩が結婚された時に、ブーケと一緒に手紙をくれたのですが、その中にも「柔らかい中にしっかりした芯を持っているナカヨさん」と確か書かれていたように記憶しています。 それは私が大学を卒業するほんの2週間ほど前のことだったのですが、その一言がこれから社会に出ようとする私を強く勇気づけてくれたものでした。
同じ言葉を全然別の人から突如聞いたので、懐かしいような変な感じがしました。 しかしながら、思えば10年前には全然まだそんな1人立ちできるような人間では全然なくて、先輩も私をちょっと買い被りすぎだったなと思うけれど。じゃあ今はどうなのか・・・ 昨日その人が言ったのは、一般的に女の子は寂しがりだったり、誰かに頼りたがったり、依存心のようなものが多少なりともあるだろうけど、私には全然そんなものが感じられないらしい。
それを聞いて、それはその通りな気もして・・・ 考えてみると、20代の後半くらい、27とか28くらいまでは、悩んだ時なんかに相談する相手が確かにいました。でも、徐々に相談するような機会が無くなった、というより、相談するような悩み自体が、もう無くなったような気がする。 勿論、仕事上で何かしらのストレスを感じないわけじゃない、他部署の理不尽な要求に、関西人の堪忍袋はそんなに長くないのだから、イラっとすることは日常茶飯事ではある。だけど、それが私の人生に影を投げかけるような類のものかと言うと、そんなものはただの塵芥に過ぎない。
そうじゃなくて、もっともっと大きな問題があるか否か、ということで。
少なくとも、人間関係という点だけにおいては、私は何も心配することがないし、今後もどこでどんな人に会ったとしても、問題が発生することはないと思われます。そして私が今まで悩んできたことの大半はその人間関係だったのかもしれない、ならば、私はやっぱり、多分大丈夫なんだという答えになる・・・。この心理状態が、芯のようなものになって私を支えているような、そんな気もする。
1人で孤独も感じず、悩みもストレスもなく、自分だけの力で生きていけてる、そんな女性・・・が今の私なのかもしれなくて、でもそれってあんまり可愛げがないような気もして・・・ 逆に、大丈夫かな?という気にもなりました。
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