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2014/04/18(金)
今が一番
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今日聞かれたちょっとヘンテコな質問。 「今まで生きてきて、いつが一番楽しかった?」
学生時代とかそういう頃が一番良かった、good old days、みたいな感じの返答が一般的なんでしょうか。 でも私は即答で、 「今が一番いい」 って答えてて、質問してきた相手は、なぜか「すごいすごい」って言ってました。
その人がどういう返答を予期してたのかは知らないけど、私の10代は大学に入るために必死で勉強して疲れてた期間だし、大学入ってからは、その分自由を謳歌してたけど、やっぱり私の性分としては、そんな遊んでばっかりの生活が最高の至福とは思えない。大学卒業してしばらくは社会人としてこの社会に馴染むまでちょっと苦労もあったり、20代半ばを過ぎる頃までは対人関係も完全に安定してるとは言い難かった。 それが、いつの間にか色々落ち着いて、そんな簡単には心の平穏が崩れない、基本的に1人で生活してるけど、公私共に周りはいい人だらけで私に孤独を感じる暇を与えない、そういう毎日がずっと続いてきたんだなと思ったんです。それは今日、今この瞬間まで続いているから、特別、何年前のいつ頃が一番楽しかったとか、そういうふうには思わない。 もちろん、すぐそばにいる友達の顔ぶれは結構入れ替わって、遠くに行ってしまった人たちもいるけれど、精神的な距離は物理的なそれとは比例しないというか、本当に心の底から友達として愛情を感じた相手は、みんな今でも変わらない友達でいてくれるので、何歳のあの頃にあの子と一緒に遊んでいた時は楽しかったな、とかそういう事も思わない。
改めてこうやって書いてみると、これって当たり前のようで当たり前でない幸せなのかもしれない。 一時は、今の自分より昔の自分のほうが人間として出来ていたとか、自分は精神的に退化してるようだと感じたこともあった・・・ 今が一番幸せで、かつ、今の自分が一番好きだと言えれば、文句の付けようが無いでしょうね。前者は良いけど後者は、まだハッキリそうだとは言えないけど、それも日々の努力の先にきっと見えてくるものだと思いたいです。
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