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2014/11/16(日)
町のケーキ屋さん
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彼の住むマンションは、病院のすぐ裏手にあるのですが、その病院の真向かいに小さなケーキ屋さんがあるのです。 入口の上の日除けのところに書かれていた(はずの)店名が、日に焼けたのか雨に打たれたのか完全に消えてしまってて、お店の名前が分からないのですが、とにかくお客が入っているのを見たことがなく、病院の向かいにあるから、入院患者のお見舞いに来た人がそこで手土産にケーキを買っていくのかもと思ったんですが、両者の間には結構な交通量の道路が横切っているのです。。。信号はだいぶ先に行かないとありません。どうしてもここのケーキ屋で買いたいんだ!って人なら、頑張って車の流れが途切れるのを待つでしょうが、そこまでしてあのケーキ屋に行く人が果たしてどのくらいいるのでしょう。だって店の名前も読めないくらい、ケーキ屋だっていう主張が弱いんですから、知る人ぞ知る、知らん人は絶対知らん、、、というかそれがケーキ屋だということに気が付かないのじゃないでしょうか。 少し前から、このケーキ屋さんは一体全体大丈夫なんだろうか、いつ潰れるんじゃないかと、勝手に心配していたのです。それと同時に、潰れずに頑張っているのなら、どんだけここのケーキはうまいのか、というのが気になっていたのです。
今日は彼の退院後のリハビリを兼ねて、西友というスーパーに食料品の買い出しに行きました。一番近いスーパーは松屋スーパーっていうんですけど、そこはお肉が高くて、鶏肉以外はどう頑張っても手が出ないのであります。私は業務スーパーの豚肉100グラム当たり108円に慣れてますから、これが138円になっちゃうと、300グラム買うともう100円の差が生じます。 これはもう無理です。 そこでネットで山科付近のスーパーを調べまくって、西友ならお肉が少し安そうだということで、是非行ってみたいと思った次第。
途中で図書館に寄ったりしながら、山科の町を散策しつつ、目的のスーパーを目指します。 西友はボロいジャスコみたいな感じです。建物は昭和っぽい古さを感じさせるものですが、ちょっとしたフードコートも100均もメガネ屋もちょっとお高めのパン屋も一緒に入っています。繁盛してますよ。フードコートが超満員なので、そのパン屋さんでお昼ごはんを食べることにしました。すると彼が 「みわちゃん、好きなの選んでいいよ。僕が出すよ」 と彼は今日も奢ってくれるそうです。 「今週はみわちゃん感謝週間やから」 私は人に奢ってもらうのが実は苦手ですが(罪悪感のほうが先に立ってしまう)、けどそういう言い方をされると、ちょっと気が楽です。 店内お召し上がり用のテーブルが1卓だけあったので、他のお客さんにチラ見されながら、そこで麻布十番発祥の高級パンをおいしくいただきました。
西友からの帰り道、例の町のケーキ屋さんにも寄ってみました。1人だとめちゃくちゃ入りづらいですが、2人なら勇気が出るってもんです。すぐに入らずに、まずは入口の扉越しに店内を覗いてみると、ケーキの種類結構多い。これは案外頑張っている、ようだ、と思って、思い切って店内へ。 いきなり店先のお姉さんが「マカロンのご試食どうぞ」と4種類くらいマカロンを出してくれました。せっかくなので1つ味見にいただく。。。甘い。。。まぁ私マカロンあんま好きじゃないし、目的はそっちじゃなくてケーキなので。 とりあえず、彼と私1個ずつ選んで、350円×2で700円。お値段も割と手頃なほうなんじゃないかな。先週、彼の退院祝いにと思ってマールブランシュで買ったモンブランは1個500円くらいします。 お会計してるところに、奥からシェフみたいな人が出てきました。わざわざ「お買上げありがとう」の一言を言うために出てきてくれたみたいです。サービス面だけで言っても、なかなかレベル高し。
晩ご飯の後に、買ってきたケーキをいただいてみたところ、サイズは小ぶりですが、甘さ控えめ、特に後味がすっきりして、最近食べたケーキの中で一番かもしれない。。。ってくらいおいしいケーキでした。昨日琵琶湖のホテルで食べたやつなんて比べ物になりませんよ。思わずネットで検索すると、地元で割りと有名なケーキ屋さんだそうです。固定ファンがきっといるんですね。 2002年オープンのお店らしく、もう10年以上、あそこで頑張ってるんですね。他のケーキも食べてみたいし、彼と一緒に、これから時々あそこでケーキを買うことに決めました。私達ももしかしたら固定ファンになるかもね。
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