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2009/03/11(水)
論語と次郎
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漫画の助けを借りながら、ついに岩波文庫『論語』を読み終えました。
ちょっとだけ漢文に親しみが湧くようになりました。
論語は今回初めてちゃんと読んだわけですが、あまりに共感するところが多すぎまして。
私の高校時代からのバイブルである『次郎物語』という本があり、この本の作者下村湖人先生は即ち私の心の先生なのでありますが、この湖人先生という方、『論語物語』っていう、論語を小説にした作品も書いてるくらい、とても論語に精通されていた方で。長く知らなかったんだけど。
『次郎物語』には、湖人先生の自伝的な要素も多分に含まれていて、主人公の次郎のモデルは当然湖人先生自身であり、次郎の師である朝倉先生もまた即ち湖人先生の姿でもあるのですが、今論語を読んだ後で改めて眺めてみると、次郎が何だか孔子の弟子のように見えてきて、次郎の師の朝倉先生が孔子に見えてきたりするのです。
つまり私のバイブル『次郎』は、一見ひとりの人間の成長を描くように見せて、実は形を変えた『論語』であると言っても良いと、気が付いたわけです。 私が論語を嫌いなはずがないのです。
きっと湖人先生はホントに孔子のような立派な人だったんだろうなぁ 通販で湖人先生の論語の解説書を見つけたので、即買いしましたよ
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