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2004/08/30(月)
toyの話
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いい焼酎を手にいれた。
市場に出ればウン万円も値が付くもの。
仕事先の人から厚意で譲って頂いた。
それを見ていたバイトの高校生が、『それって、美味しいんですか?飲ませて下さいよ』なんてほざいた。
ちょっとカチンときたので怒ってやった。
『お前は未成年だろってゆーか、お前にはもったいない』
彼には意味が分からなかった様だ。
『たかが酒だが、良い酒ってのは大切な人間と穏やかに、ゆっくり飲むもんだ。』 まだ分からないらしい。
『大人になったつもりで、良い気になって酒飲んで馬鹿騒ぎしてるだけの奴が飲んでいい酒じゃねえんだよ。』
ようやく理解できた様だ。
彼の気持ちは良く分かるんだよね。
酒も煙草も人より早くやって、背伸びしたいとか、大人から大人に見られたいとかね。
俺もそうだったからね。
でもさ、二十歳過ぎれば酒飲んでも煙草吸ってもパチンコ行っても誰も咎めないんだよ。
たかが後2、3年我慢すればいい事なんだよね。
もっと言えば会社や大学に行けば何も言われない。
ぶっちゃけ、18歳過ぎればOKなんだよね。
死ぬ事以外、何でも『いいんだよ』なんて俺には言えない。
ある事が『許される時』まで待てとしか言えない。
俺は、親や世間から、そう教わった。
そして、気が付いたら『許される時』は既に来ていて、『許される事』について『責任』が付随する様になった。
興味本位でカッコいいと思って背伸びしてね、大人からしてみれば『あいつ馬鹿だよね』って言われてんだよ。
『俺もそう思われてたんだなぁ』って少し恥ずかしく感じた日でした。
言ってる事ワカル?
で、高い酒だから有難がってる訳じゃなくてね、やっぱ『イイモノ』って大切に扱いたいじゃない?
イイ酒だったら居酒屋で愚痴言いながら飲みたくはない訳で。
同じ様に酒の味なんか全く知らない興味本位だけのクソガキとは絶対に飲みたくはない訳で。
楽しい酒って、別に普通の酒でも楽しいんだけど、イイ酒だったらもっと楽しい酒になると思うんだ。
だからこの“イイ酒”は、大切な人達と時間が出来た時に楽しく飲みます。
因みにメンバーとは飲みません。
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