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2012/04/17(火)
天使!?
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天使なんてね〜。 私が使って似合う言葉とも思えないのですが。 でも とっさに浮かんだ言葉がそれだったんですね〜。
声って言うのは 不思議なもので、無の境地なんて言ったら大袈裟だけど、うまく歌おうとしてない、むしろ素人さんの方が 時としてノンビブラート(揺れのない真っ直ぐな歌い方で、実は和声的には波長があったらこっちの方が美しい。)で、機械で計ったように、綺麗で1Hz単位まで、波長のあった(つまり限りなく正確な音程)で、透明感を帯びた音(声)を出してしまう事が あるんです。 それやっちゃってる本人はたいてい フワ〜と気持ちいいだけで、理屈的にはそんな凄い事やってる自覚はないんだけど。 で それを目の当たりにしたのが、今回ツアー最後に行った 東北のとある集会所の小学生くらいの 四人の女の子たち。 曲は、おばあちゃんたちが多かったから、まずは懐メロや童謡やなにかを歌声喫茶のノリでやってたんだけど、子供には飽きるんじゃないかと、思ったら 童謡とか知ってる曲は 一緒に歌ってくれてる。 それだけでも 老いも若きもひとつになってて嬉しいんだけど、その娘たちの声が、濁りのない清んだ綺麗な声で、…リードしてるこっちが涙出そうになっちゃった。 まじヤバかった。 で 最後に オリジナル曲を、まあ お約束でやったんですが、
そこで 僕的には奇跡とも取れる事があったんですね。 歌詞が張り出されてる…んでもって 音符はない そういう状況で例の天使たちが まぁ〜綺麗に歌ってくれてるんです。 で よしゃいいのに思わずそっちの方みちゃった。 あの娘たちが、清んだ声で、はり出された歌詞に真っ直ぐな視線を注ぎながら歌ってくれてる姿みちゃって、ウッ!ヤバ!ってなるのを一生懸命堪えて歌ったわけです。
何やら 災害FMで流れた事があるらしいけど、回数なんかたかが知れてる。 だから 聞いた事なんかないはずの曲を あの娘たちは、あんなに上手に歌ってくれた訳で。
その事を後で振り返ると 大袈裟なようだけど 奇跡ともとれ、また 思い出された先輩ミュージシャンの言葉が “曲が一人歩きするって事があるから…” だったんです。 文字数オーバーしちゃったから またの機会に。
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