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2012/12/23(日)
珍道中再び3
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どうも! ヒカルです。 前回は、東北の旅の話しのはずが、それをきっかけにピアノを売りに出す話しになっちゃったので、早く本題に戻さなきゃと思ってます。 美談も、いっぱいある。 人の醜さも、いっぱいある。 ただ、活字にしてしまうと、 わかりやすく、悪者と正義、正しいものと間違ったもの、白と黒みたいに、ついつい見えてしまう。 それが、怖くてなかなか文章がすすまないでいるのが現状。
つらい、重たい話しを、 さっさと書いて、 楽しい話を倍くらい書きたい。 だから、まずは、 この話から。 道中車のなかでこんな話を、 地元の人にきいた。 ある家を、指差しながら、 「あの家の人は、震災の晩ずぶ濡れで集まって来た人たちが、家に入れてくれといったのに、嫌だと言ってしまい、その後、このまちにいられなくなった。」と。 その瞬間は、言うまでもなく、その家主は、悪者と言う空気。 でも、あの揺れの後、その後放っておいても倒壊するかもしれない我が家の二階に、とりあえず、守らなきゃいけない家族を避難させ、後どれくらい持つかわからない自宅に「困った時はお互いさまだ、みんな中に入れ!」と、言えただろうか? 家主は、私のしりあいでもなんでもないから、別に弁護する必要もないのだけれど、彼は、一度は、嫌だといったけど、子供だけは、家にいれてあげたそうだ。 それも、苦汁の決断だったように今では、思えてならない。 小説で、蜘蛛の糸って言うのがあったけど、現実って......。 つらい、重たい話しは、 とりあえずここまでにします。
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