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2009/07/31(金)
手紙
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ある生徒さんに、手紙を頂きました。 レッスンのお礼を言ってくれてる。 お礼なんて くすぐったいんだけど。 それは、いいとして渡す時、「もう こんな体だし、これを最後に会えないかもしれないから。」と言われたのが、気になった。 やめてよ!縁起でもない って内心怒鳴りつつ「何言ってるんですかぁ〜。」と受け流し…。 彼女は、僕にかなりいろいろ話した気でいる感がある。 ダーリンとの事、 家の事情、 彼女自身の持病…。
でも 実は、僕は、彼女が ボランティアで、そこここで歌を歌っている事、本人が思う以上に生命力あふれる声で歌い、アドリブさえのっけて来れる事、とにかく歌がすきな事、ハーブティーが好きな事、時おり、のんだくれているであろう事くらいしか、知らない。 一ヶ月近く会えないのは確かですが、もう これっきり会えないっていうのは、違うと、彼女自身の気づいていない彼女の歌声が言っていたし、まあよしとします。 僕だってダテにいろいろな人の歌声聴いてないから。
誕生日に 別の生徒さんから貰ったコモサの服を纏っていたから少し心に余裕もあったけど、まだお守りがないと、いささか面くらう事が 起こる時があります。 別の人のレッスンでも、いきなり泣かれた事が、あった。
大事な人との誓いの歌だって知らなきゃ、そしてその大事な人のかかった病気の事知らなきゃ、この曲歌いながら、あの明るくて気丈な○○さんが、途中で泣き出すなんて、予想できない。 歌ってもらうと 心の動きは、伝わってくるけど、それに至る事情までは、なかなか解るもんじゃない。 でも、きっと これでいいんだって、最近は、思います。 声の音色で伝わって来るものの理由を、根掘り葉掘り言葉で聞いて確かめるのは、場合によっては 下品だから。
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