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2006/07/13(木)
幼い頃の弱虫光ちゃん
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幼い頃の弱虫光ちゃんにあって教えてあげたい事が沢山ある。
怖いものいっぱいだったね。 大人になると 文字を使う。 オッキくなればなるほど、漢字の混じったちゃっこくって、 ムツカシイ文字を使う。 ニュースでなに言ってるかわかんないのも怖かったね、 こんなのわかるようになるのかな?って。 お父さんが怖かったね。 優しいけど 優しいぶんだけ。 朝早く出て行って、夜遅く帰ってくる。お父さんはお母さんのいないところで、折り紙も お絵かきもしちゃいけない 細かい数字や漢字がいっぱい書いてある 重要書類だの契約書なんていう紙をいっぱい書いて、電話いっぱいして、かしこまった言葉で、大人同士ムツカシイ言葉で喋って、つかれきって帰って来るってこと、うすうす知ってたね。 あんな大人にはなれないんじゃないかって、とっても怖かったね。 なぜだかわから無いけど お父さんがやがて 誰かに裏切られることも知ってたね。 でもそんな事 お父さんにもお母さんにもいえないどころか、言葉にも出来なくって ただただ怖かった。 だから何にもいわなかったね。 それで良いんだよ。
君が大人になる頃 怖い怖い小さな字 あんまり書かなくって良くなるから大丈夫だよ。勉強しなすぎでちょっと恥ずかしい思いもするけど。 ほとんどは機械がやってくれる世の中になってるから。
今は色白でかわいいけど、大きくなると色がもっともっと黒くなるよ、年の離れたおにいちゃんたちには、今みたいに遊んでもらえなくなるけど、その代わり 君に“音楽”っていう宝物のかけらをいくつもくれるよ。 今聞いてるウルトラマンの歌も、どんな楽器がいくつ同時になってるかわかる 魔法の力を手に入れるよ。 それを使うと いろんな人に 「先生スゴイ!」って言われるから もしかしたら今度はうまく魔法が使えないかもって思いながら、でも一生懸命初めての曲を聴いては、Em7だの Am7−5だのって5本のセンの入ったノートに書きまくってピアノでばんそうするんだ。 青林檎の絵の描いてあるそのレコードは、やがて君に生きるための大事な宝物をくれる。 それを聞いても今は、 ♪へなふぁんませるひいんたいんぞちゃぼーまざめーりかんつみー♪ って聞こえるだけだけで笑っちゃうけど、いつしか、 when I find myself in times of trouble・・・って聞こえるようになる レリピー じゃなくってLET IT BE って言うんだ。 だから円盤投げに使っちゃダメだよ。眼に当たったら危ないし。 君は弱虫だから 仮面ライダーやウルトラマンになってる時意外は、お兄ちゃんたちの喧嘩を見ても大泣きしてるけど、怖いことから逃げてみたり よけてみたりしてるうち何とかなっちゃう事もあれば、逃げられず戦うこともある。 ちゃんとはして無いけど、一応自分のおうちも買うようになる。
ああ 過去の自分にあって いろんな事教えてあげたい。 小3〜4の自分には、将来結婚できるってことも、 中学生の僕には、高校になれば添○君や、米ちゃんみたいにちゃんと彼女が出来るよってことも。
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