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2006/03/17(金)
殴る側の痛み
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正しい事を はっきりと言い放つ事は、一見潔く思えます。 でも、正しいことを言う必要に追われると言うことは、正しくないことが何らかの形で存在してるわけで・・・・。
ある人が、正しいことを言った話を聞きました。 正しいことを言った話なのに、心が痛くなりました。 どうやらそれを話した本人も、心が痛いようです。 僕は彼女にえらそうに「そんなに きっちり正義感持ちなさんなぁ〜 。間違ったやつは、勝手に自分から落ちてゆくから。」とはどうしてもいえませんでした。 あまりに心の痛みを感じるので、ちょっとごめんなさいして その場を離れ深呼吸しました。 殴られるより 殴る側のほうが痛いときがある。 そんな思いが頭をよぎりました。 その後、話を聞くと、その思いは強くなりました。 もちろん、実際に 殴ったり殴られたりって話じゃないんだけど、 時として言葉は 諸刃の剣となり、切りつけたほうも切りつけられたほうも傷つくなぁ〜って思いました。 僕は彼女に、 「切りつける側の痛みも、切りつけられる側の痛みもわかる人でいたほうがいいよ。」と言われてる気がしました。 たとえそれが正義と言う名の剣でも。
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