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2005/06/20(月)
ピアノの音色に・・・
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お弟子さんの特訓が終わって、ちょっと聞いてみた。 「あのさ、・・・(ってひとしきりピアノ弾いて)こんな風に ただ 何の曲って言うんじゃなくピアノ弾いたことある? あるでしょ?・・・・ちょっとやってくんない?(何の躊躇もなく、ピアノに僕と入れ替わりに向かった彼女が始めて 少し動きを止めたので)・・ これは 試験とかなんかじゃないから。」と言うと彼女はピアノを弾き始めた。 にくたらしいぐらい 思ったとおりのピアノを弾いてくれた彼女は、 何にもほとんど考えていない風で、その昔1りぼっちの時期に 僕がなんとなくただ弾いたピアノを聞いて、涙ぐんでたあの子の気持ちが今になってちょっとわかった気がした。 プロのいやらしさで 泣かそうとしても誰も涙ぐんでもくれないピアノ、理屈こねずに ひたすら弾くしかないんだって、この子に教わってどうするの? 弟子しょ?この子は? ってこころのなかで自分に突っ込みいれて、先生に戻った。 この子に早くステージに上がって欲しい。そう思いました。
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