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2005/05/20(金)
ただいま〜っす。
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ミーハーな言い方をすれば 優歌団に そして、ビギンに曲を書いた
さこさんに、ミーハーじゃない言い方をすれば MSMUSICでヒットして
少年院の慰問でもよく歌う“糸”を書いたさこさんにあってきました。
僕の過去のターニングポイントで出会い、ショックを受け、僕が
尊敬の念を抱いた相手の一人で、ず〜っと あわなくちゃ、あってとに
かく話をしなくちゃって思ってました。
何かを確かめるために。
遠い過去のターニングポイントで僕は、仕事で音楽を続けるのか、趣
味にするのかウジウジ逃げたり悩んだりしてました。
そんなときに、「俺は セミプロだからさ〜ぁ」 なんてこともなげ
に言いながら、優歌団に曲書いたりしてるさこさんにショックを覚えま
した。
今会わなくちゃってきがしてて、思い切って連絡を取ったら、
じゃあう日決めちゃおう！って感じの さこさんの勢いに巻かれて
新宿西口のとあるバーであいました。
ほんの少し話した後 さこさんが持ってきたおもちゃのキーボードと
お店にあったギターで 懐かしいさこさんの歌をセッションしたら、大
分心が楽になった気がしました。しっかしこれ（キーボード）今度のラ
イヴで使うの？っていう強弱もつかないペダルもない代物 まさかこれ
また尊敬するデーヴさん改めランナウェイさんが弾くの？って思ったら
やっぱり違う人が弾くらしい。僕だったら絶対ライヴ本番では使わない
って思ったけどこのときはまだそんな事言えませんでした。
僕の顔忘れてたって電話ではいったくせに 飲むほどに話すほどに僕
のことを詳しく思い出してくれてうれしかった。
もっともお酒が入らないとライヴで調子が出ないというバリバリブル
ース系シンガーだからそういうもんかもしれないと後から思いました。
いろんな話をする中で、そこここに確かめたかったものが散りばめら
れてた気がします。
同じカウンターの反対隣の常連さんがおしゃべり好きでしかも酔いが
廻りすぎてて話が飛びすぎ、それがおかしくってゲラゲラ笑ったりもし
ました。
いつもなら、飲まない僕が ビールに始まって いいちこ という
アルコール臭の強い焼酎を（でも後味がなかなか良かった）ロックで何
倍も飲んだのに 全然酔ってる感じがしない。
ある意味非常に緊張もしてたけど楽しい時間はあっという間に過ぎ
いざ帰るとなった時に 足のふらつきにやっと酔ってたことを自覚しま
した。
「ヒカル君ね 今度会うときは ブライ になってください。
そして その意味は 自分で 勉強してください。そしたらもっと楽し
い酒が飲める、ライヴに呼んでちょっと出てもらうにしてももっと楽し
くなれる。」
一度真顔になった さこさんが腕組みしてそういった。
無頼（ブライ）という言葉とは初対面だったけど、一瞬にしてその意
味がわかった自分が、ちょっと悔しくも嬉しくもあった。
ああ ある意味この人は 僕のこと認めてくれてるんだって思った。
帰り、さこさんがわざわざ駅まで送ってくれました。
いい年して 男同士が腕を組んで笑ったり泣いたりしながら
駅に向かった。
「さこさん 俺 さこさんの言葉に 突っ込みいれたりできるように
なりますから、音楽だっていつか追いつきますから・・・。」
そんな言葉が口をついて出た。
さこさんはさこさんで 「俺の子供（曲）が ヒカル君の生徒さんた
ちに可愛がられてるの教えてもらって嬉しいよ。」
って言ってくれた。
やっぱり 今会えてよかった。
無頼 という言葉の意味は 調べるまでもなかったけど
調べた。 さこさんの知る由もない部分でも 僕が必要としてた
言葉だった。
【無頼】
（名・形動）[文]ナリ
〔「むらい」とも〕
(1)定職をもたず、素行の悪い・こと（さま）。そのような人をもいう。ならずもの。
「―の徒」
(2)頼るところのないこと。
「単孤―の独人に成りて/十訓 2」
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