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2005/04/02(土)
トリックさん店に
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「ねぇ たまにしか千葉こないんだからさぁ きてよ いい店なんだよ 今度の店・・・ ね いいからきなよ おごるから 俺のピアノききながら一杯やってさぁ・・。」 こんなに 強引に人を誘ったの 何年ぶりだろ? 散々断りながらも結局 マジシャンをやってる彼は来てくれた。 自分でも 人目もはばからず ガキンチョのように彼を誘ってる自分が 不思議だったし滑稽にも思えた。 同じように強引に誘われた記憶も遠い過去にあったが 同じような気持ちだったかどうかさえよくわからない。 会うきっかけは やっと繋がった久しぶりの電話、 静岡にいるとばかり思ってた彼が「じゃこれからそっち行くよ」 だって。 一瞬耳を疑った後最初に口をついて出た言葉は 「馬鹿〜!きてんならいえよ〜!」だった。
ミュージシャン同士の親友ではなく、 マジシャンの親友にピアノを聴いて欲しかった。 それも ライヴじゃなくBGMのピアノを。
何となくならその理由は自分でだけわかるけど、 説明は 出来ない。 誰かの為にピアノを弾きたかったんじゃなく、 下手な会話の変わりに 彼にピアノを聞かせたかった。 そんなところ。 野望だのナンだのって 今の僕にはどうでもいい会話の中に 身を置きすぎていたから。 そろそろ 新しい旅に出ようとしてる自分を 彼がいてくれたお陰で 自分のピアノから感じ取る事ができた 気がした。
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