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2005/03/04(金)      美しい声

 美しい声を聞きました。

 ピアノのレッスンなのに 声を出してもらいました。

  人は、誰しも何がしかいろいろあって、普通にお話が出来るのに

ピアノと一緒に声をだすとなると、何故か声がでなくなるなんて事は、

いまや僕にとって珍しいことでも何でもない。

 そんな時、無理に声を出してもらうと、ろくなことにならない。

 下手をすると、その人の封印してる過去の傷に、触れてしまう事

だってある。それは百も承知でした。僕もいつの間にかそれについては

結構敏感になってたところがあり、こういう場面に出っくわさないです

むすべも知っていました。 だからこういうの久しぶりでした。

 「これ、違う方法で出来ないんですか?」 彼女は、救いを求めるよ

うな目で、僕に聞きました。

 今回こうなる事も、わかっていました。

 勘のいい人だから、多分本人もうすうす・・・。

 最近の普段のレッスンでは ありえない状況でした。

 彼女が 望むピアノが弾けるようになるために、一番の

近道がこれだ。 でも 他の普段のレッスンでなるべく避けて通るのも

これだ。 そういうところで 僕は僕で葛藤がありました。

 少しだけ時間をもらい 教室に戻ってみると、

 彼女は 何もなかったかのように、僕のリクエストしたやり方で

声を出してくれました。

 その声は 透明感を帯び 僕の頭の中に思い浮かんでいた声に

あまりに酷似していて 自分でも驚きました。

 感動してる場合じゃない でも思わず3回ぐらい

ありがとうって言った気がします。

 早速「それでね、大体この辺の鍵盤どれでもいいから鳴らして

みて、同じ高さで声がでたら次は・・・・。」

 これは、僕が遠い昔ピアノが話し相手だった短い一時期に、

無意識にやってた音感トレーニングでした。

トレーニングのつもりではやってなかったけど。

 きっと 彼女自身は 毎日聞いてるから本人の声の美しさには

気付いていないでしょう。 取り合えずそれはそれでいい。

 僕が生徒さんに、課す課題についてもいろいろ思いをめぐらすきっか

けにもなりました。(いつも自問自答はしてますが。)


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