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2005/11/26(土)
カッコいい 涙。
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いろんな 涙に出会うものです。 嬉しい涙 悲しい涙訳の分からない涙 見せる為の涙…。 でも カッコいい涙を初めてみました。 一生懸命生きてる人が ほんの一時見せた涙でした。
勝ち負けじゃない。 そんな事は 彼女自身よくわかってた。 でも 断片的に見れば 彼女にかかってきたのは あくまでも断片的に見ればそれは 彼女の負けを告げる電話でした。彼女は 冷静でテキパキした口調で電話に答え あまり余計なはなしはせず、丁寧にありがとうを言ってその電話を切りました。そのテンポを崩さないようにテキパキしたテンポのまま「やるだけの事はやった。」と2回ほど自分に言い聞かせるように頷いてランチの続きを電話を受ける前より忙しそうに食べ始めた。 僕は 言葉を失ってただ 彼女を見守った。 大粒の涙が こらえきれず落ちるのに それ程時間はかからなかったし 例え時間があっても僕にはどうする事も出来なかった。 ただ この人を相手に下手な慰めを言うとかえって失礼になる そう思うと 言葉が出なくて ただ 見守った。 彼女が 涙を見せたのは 僅かな時間だった。ストレートに言ってしまうと不謹慎だけど すぐに涙を拭いながら僕に まだ 涙のたまった瞳のまま 笑って見せた彼女の前向きでひたむきな姿が カッコよく見えて僕は感動してしまった。 結局下手な慰めも ましてや 上手なごまかしも言えないままだったけど それはさておき 彼女の大事なステップに立ち会えた気がして これもまた不謹慎だけど後になって見ればやはり嬉しい。 彼女の生き生きした満面の笑みを この何倍も見られると信じてるから。
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