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2005/11/30(水)
同業者
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同業者を 誉め めでる人がいる。 素晴らしい! きっとそういう人は 自分の店も繁盛するんだ。 プロでやってれば、同業者の悪い所だって見えるはず。 ちんけなプライドを持ってしまうとそのプライドのせいでそういうところばかりが鼻について 同業者の悪口をいい その店より自分の店のほうが素晴らしいって事ことさらに言うんだろう。 そうなれば汚いつぶしあいだ。 これは 僕が時折行くカフェの店長さんのブログを見て思ったことです。 さて 自分に置き換えたら どうだろう。 それで自分が持ってしまった間違ったプライドをはかれはしないだろうか? ピアノのBGMをやってる店に行って 「ああ 贅沢でいいね? 俺もこんな仕事してたんだぁ。」 なんていえる様になったのは、実はつい最近。 最初の頃は 行くことさえ出来なかった。 ピアニストの使う和音の進行とか メロディーの癖が気になって 食事なんか出来たモンじゃなかった。 小さい小さい。
あえてBGM演奏やってる店に 行くようになってからも その店のピアニストが、お客に一礼するわけでもなくピアノに就き ピアノにひじをついてチンタラ譜面をめくる姿に 腹を立てたことがあった。その上 弾く曲はみんなスローテンポなクラッシックで つまらなそうに弾いている・・・・。 ココで 僕が最初に 述べた繁盛する店の店長さんの視点を想像してみた。 つまらないのは自分のほう。 お金を払って いやな思いをしている。 勉強も兼ねてるからとチョッと無理して高級レストランで食事してるのに 気分は最悪。 目の前には 一緒にいってくれた綺麗な女性もいたのに。 店のサービスも満天だ 予約じゃなかったのにオーダー時に 彼女が妊娠してるかもしれないことを告げるとアルコールを避けた 調理法をその時だけ特別にしてくれた。 綺麗 リッチ 美味しい 三拍子そろってるのに。 ぶっちょう面で食べたんじゃ 一緒に食べるほうが不味い。 あの時は 彼女に悪い事をした。 嫉妬だったんだろう って今だから言える。 あんな素晴らしい店で こんなピアニストが仕事を貰ってるなんて・・・許せないって。 おお いやだ!!過去の自分。 小さい小さい・・・。 そういう気持ちだから 自分の間違えに気付かなかった。 スローテンポのどこが悪いの? 速い曲ばっかりじゃ 落ち着かないじゃん。 BGMなんだから。多少のメリハリのため早目のも入れるにせよ・・・。
少しは 成長したのだろう 今の僕は 例の店長さんほどではないけど 生演奏聞きながら食事の時 楽しめるようになった。
その成長に 合わせるかのように 仕事をいただけるお店がちゃんとしたプロの料理人のいる店になって来た。
最初の頃は 炒め物も出す店なのに 「あたし 火 つかうの嫌いなのよね〜」って平気で客の前でいっちゃって、あげくの果ては 男作って夜逃げしちゃうような ママさんのお店でした。 別の部分で学ぶところはいっぱいあったけど。 当時の僕自身も どこかそういうレベルだったのだろう。恥ずかしいけど。(どこが そういうレベルだったのかまではいいたくないです。ココまで過去の自分の恥をさらしながらも。)
今は 素敵な いた飯屋さんで もとい! 今は 素敵な 仲のいい夫婦がやっている イタリアンレストランで ピアノ弾かせてもらってます。
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