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2004/09/06(月)
人のふんどしで相撲をとる
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ついこの間、僕がBGM弾いてる店のカウンターで、
信頼も尊敬もしてる ある人から、
「某 駅前の一等地に、宙に浮きそうな物件があるから、
グダグダと話が決まらないようなら、
俺が借りちゃおうかと思ってる、光君そこで教室やってみるか?」
と、言われました。
不動産の事 その土地の文化的な観点から見た土地柄みたいなもの
、僕は 殆んど何も知らない。
ただそこを借りれば、定期的にライヴは出来る。
「最初のうちは、俺がかね出すから、儲けが出てきたら、
幾らかずつ、戻してくれればいいから。」
それより何より、信頼も尊敬もしてる人にそう言って
貰ったことが嬉しくて、答えは決まっていたのに、
少し考えました。
その人の力を持ってすれば、本当に、ライヴのできる、
教室を、とり合えず立ち上げる事は出来る。
人のふんどしで相撲をとるのもいいだろう。
でも、この人にもし、絹のふんどしを借りた
なら、西陣織の、立派な刺繍のついた
ふんどしにして返さなくては、僕の気がすまない。
確かに・・・・
自分のライヴハウスを持つのは、捨てるべきでない夢だ。
生きてく 上では 勢い が大事な時もある。
結局、その場の10〜20分で、僕は、すでに出てる結論を
その人に言いました。
「出来ません。」
でも、 そのたった10〜20分が、どれだけ、良くも悪くも、
“素の自分”を、僕自身に、見せてくれたことか?
エノティカのカウンターでは、いろんなストーリーが、
あるようです。
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