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2004/05/02(日)
旅のエッセイ 倉敷 民謡ライヴ 2
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2004/05/02(日) 09:41 旅のエッセイ 倉敷 民謡ライヴ 2 S先生のお弟子さんたちは皆S先生の音にとことん惚れている。
しかも その道の一流どころの音を一通り知っての上で。
だから みんなS先生の弟子であることを誇りに思っているのが
会話の節々にありありとわかる。 同様に 愛していると言っても過言ではないだろう。 身内に障害を持つ人が 2人いるという孫弟子の話に答えて
「俺も 障害持ってるけど 60になるまで
俺 目が見えないからごめんねぇ っていえなかったんだよ
つっぱってたからさぁ。」 って言ってた。 そんな生き方を しかも 民謡一筋に貫いて来た人と同じステージで
しかも一緒に 同じ曲をやってるなんて 恐ろしくないはずがない。 出す音で 胸のうちがばれちゃう。しかもかなり細かく。
重い話が 多くなっちゃったけど、下積みの頃の
面白い話も結構ある。
ある時メガネをかけてもぼんやりとしか見えない目で
バンマスと無理して将棋をうっていると、
当時の駆け出しの芸人がそんな事情は 露知らず
チャチャ入れてきてうるさくてしょうがなかった
から、「横でうるせーんだよ。」って怒鳴ったそうです。
勿論目が不自由なのは 一切言わず。
多分 「そんなに駒に目ぇ くっつけちゃ 見える手も見えないよ。」
とでも言われたのでしょう。 駒の動きやなんかで 手を記憶するのに悪戦苦闘してた先生の負けん気
というか根性も凄いけど
ミーハーな僕には その駆け出しの芸人が
北野たけし (当時はビートたけし)だったと言うのも凄いと思って聞いてた。
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