今日も生きてる。明日多分。今日は どんな人、どんな事に巡り合えるかな?
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2004/02/17(火)  2月17日周辺の日記
2004/02/17(火) 19:36
           コンサートの打ち上げの席で・・・・。
 ご無沙汰しております!
2月15日 春一番コンサート 無事終了!!
 来て下さった皆様 長時間にわたり ありがとうございました。

 僕にとって、時折思い出さなくてはならない事がたくさんあり、
 それらを 思い起こさせてもらえるコンサートになりました。

 打ち上げの席で、ある質問を受けた事から、心がトリップし、
いろいろな思いが、出てきたので書いて見ます。

 「光さん、楽譜読めるようにするには どうしたらいいんでしょうね?」

 リードギターを弾かせると ピカイチという人からの質問でした。
 
 彼のギターは、センスが良く さりげないのに かっこいい。

 ちゃんと出るトコ出っ張って、引っ込むトコ引っ込んでる。

 現場によって 違ってくる筈のバランスの違いを多分無意識に

 察して バランスをとっている感じがする。

 そういう人の 訊く事だから たぶん本気ではきいてないだろう

話の種にふってみた程度だろう。 

 そう思いました。

 「や〜 僕も読めないからわかりません。」

 せっかくふってもらった話題に短く答えてしまった事が、

後になって申し訳なくも思われました。

 急に講師モードになれなかった事もあり、 読める の意味が

どの位のレベルかによっては、本当に読めないといっていい。

 読めるとか 読めないとか そんなことは通り越して、

その人とは ステージの上で音で会話してる感じがあったので、

 いざ文字にしてみると、

 「や〜僕も読めないからわかりません。」という言葉が

すっごく失礼な答えにも思えてきました。 

 その場にいないとニュアンスが伝わらないと思いますが、

そんな険悪な会話ではありませんでした。

 
 正直 今思い返すと、僕は その人に、譜面を読みながら

演奏して欲しくないのかもしれない。

 せっかく 心が奏でてる音を感じてるし、

 その他の 経験や天性のセンスでしか出せないものを

もう彼は 彼等は、持っているから。

 アレンジにかかる段階で、目安として ゆっくりタブ譜を読む

位のことで充分な気がする。

 逆に言ってしまうと スタジオミュージシャンならまだしも、

そこら辺の講師クラスの人が、初見で奏でる音に僕は

感動した事はないんです。

 ソレは あたかも 習字の時に 半紙の下に お手本引いて

なぞってるような、

「何も文句はないんだけど、なんか違うんだよな?」

といわざる終えない。

 多分 歌詞の上にCだの、G△7だのって書いたの見ながら 

合う音探して弾ける人は、(俗に言うアドリヴ)

音符よりも鮮明な ピーとか ピャラリ〜ン

ピュ〜ン とかがあって、ソレは 心の中で、

音符には書き表しきれない 一瞬の立ち上がりの

微妙なニュアンスから消え去るまでにどんなビヴラートを

はらんでるかまで、鮮明にイメージできてて、

思い浮かんだ時には同時に音が出てるから、ソレでいいんだと思います。

 初見で弾くのが前提でなく 練習の便宜上譜面を読めるようになりたい

のであれば、別の回答があるので、(講師モードに切り替えられれば、

普段の 僕は “みんなで食べると美味しいね”モードなので

旨くその手のことに答えられません)

今度お会いした時にでもお話しようと思いました。


 さて そこから また トリップが始まり、自信 という言葉に

僕の頭の中は発展してゆくのですが、

つい視覚的な事柄に そして言語的に解るという事にとらわれがちになるのは、

普段の僕も同じ事なんですが、

 音階というものが、ルート音を起点に、全音・全音全音・半音・・・・・

 もしくは短調の場合で 全音・全音・半音・・・・・・

んでもって、和声というのがそれにしたがって、音階の音を一つおきに並べて・・

・・・・・なんて 理屈をずうっと言葉や図解にしていくと、聖書よりはずっと

薄いけど、厚手の黄色い 楽典 と呼ばれる本が出来上がる。

  それを読んで 感動の涙を流す人を見たことがない。

でも その理屈に“ほぼ”かなう音で作られた音楽をきいて、

感動の涙を流す人はいくらでも見てる。

 つまり 音楽に感動した事がある人は、言語的にではなく、

その他の 視覚的な感覚としてでもなく、その理屈を 体と心で

知ってるんです。

 僕は、講師という立場も経験して、生徒さん達の反応から

そんなことに、事あるごとに気付かされます。

 目に見えないものを 感じてることに気付かないと、

(幽霊の話じゃなくてね)微妙なピッチって、特に

ヴォーカルの場合、合わないんです。

 
・・・・・んんん 話しかけちゃったけど・・・ごめんなさい。 


やっぱりこの話は、かなり長くなりそうだから

今日は そろそろ また音楽室に缶詰になりに 戻ります。

 皆さん もうすぐ春です。風邪などひきませんようにお過ごしください。
  


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