|
2004/10/24(日)
カッコいいと思う“ツボ”
|
|
|
幼い頃 Tさんと言う空手家と出会いました。
当時彼は留学生で、僕はブルースリーみたいに
体制を変えずすばやく何発もけりを繰り出したり、
自分の(本人の)鼻先三寸のところを
見えないほどの速さで
蹴れるその人にあこがれましたが、
僕にとって彼の本当にカッコいいと思う
“ツボ”は、他にありました。
ハリウッドのアクション映画の出演オファー
を、断ったのです。
レストランのバイトに穴開けたくないからと。
自分は溜学生で 今は勉強しなきゃいけないしって。
彼は極真空手を純粋に愛していたのでしょう。
そして
自分の行き先を 多額のギャラに左右されない人でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スポットのショーの仕事の楽屋で、縁起のいい
着信に気が付き、本番前でしたが1本だけ
コールバックしました。
彼女も 僕のカッコいいと思う“ツボ”の
持ち主で、相手によってはコンサート・ライヴ・
スポットのショー等のニュアンスの違いから
説明しなきゃいけないところを余計な説明抜きで
ステージの話が出来る人でした。
彼女は、今テレビで声優の仕事を
幾つかこなしており、近況報告として
教えてはくれたそれを決して声高に
いうことはないんです。
本当にしたいのは“女優”
としての生き方だから。
声優1本でやって行きたがってる
人もいっぱいいるんだし、ケースによっては
辞退していたであろう事も言っていた。
その点 僕は随分前だけど
コーラスのちょい役の仕事で、声だけ
テレビに出たとき、会う人会う人に
それを言ったっけ。
総勢20名のうちの一人で、それを3テイク
したものに めっちゃくちゃエコーがか
かっており 僕の声なんか判別できないのに。
「○曜日の、○時頃○チャンネルでやるブラウン管
の宣伝で♪ オ〜レ〜オレ〜♪って歌ってるの
アレ オレなんだ。」 だって。
今に思えば笑い話にもならない。
いいタイミングで 彼女の声を聞けました。
女優は舞台で演じてる時が、
手品師は、舞台で奇跡を見せてるときが、
お笑い芸人は 絶妙なボケツッコミで
人を笑わせてるときが、一番カッコいい。
そしてこの日の コミカルな音楽ショー
まかされた僕は・・・・・・・。
|
|
|