|
2006/03/03(金)
今日は耳の日。33だから。
|
|
|
三月になってからもう三日目ですってよ。それなのに何この寒さ。寒いのやだなあ。朝、日の光があったかそうに見えて、うっかり油断したら、帰りは雨でやんの。どういうことですか。
久し振りに某有名劇団のチラシを引っ張り出してみてます。ううー、やっぱ上手いな、キャッチコピー。一時期「けっ」って思ってみてたけど、10年たった今でも2,3個覚えてるのあるもんなあ。「一番好きな人とみたい、一番ハッピーなミュージカル」とか、これ、最初にみたやつ。しかも白黒コピーのでね、自分でお金出して観に行ったのよ。話もその劇団も全然知らなくてね、でもなぜかずっともってたの、そのチラシ。大雪で電車遅れて、泣きそうになりながら、劇場まで有楽町から走ってさあ。5分遅れでついて、入ったら、丁度主役の人が踊ってるところで、すごかったなあ。空中に止まってるんじゃないかってくらい、綺麗に跳んでた。あの感動は忘れられない。
実は今日、制作のカトゥーさんより5月公演のポスター文の相談を受けまして、考えている最中なのです。一応文芸演出部ですから。文芸ですから!チャレンジしなくてはならないのです!これがやってみるとえらい難しい。それで印象に残る文章はどんなのかと思って、思い出していたというわけ。さっき見てておおって思ったのは「アレックス17歳、フランスの恋に出会う」フランスの恋!!フレンチラブ!爽やかなんだか濃厚なんだか全然わかんないけど!出会っちゃうの!見たいぜ、チキショウ!今見るとなんかすごい。もちろん一番インパクトあったのは「劇団○○のオペラ座の怪人はすごいらしい。」これ、誰もがしってるし。ああ、これでバレバレ。
お客さんの心をぐっと掴むコピーとはとても難しい。昨日仮チラシのラフが上がって、すごくいい出来で、映画放送部の皆さんも絶賛。演出亀井さんもすごく力を入れていて、いつもは宣材(宣伝材料、オーディション用)の写真を使うのだけど、今回は新しく役のイメージで写真も撮ったんです。いくつか背景パターンも出してもらって、文字もこだわって、もちろんどの公演だってこだわってるんですけど、今回はほんとに綺麗。(かなりひいきはいってます。だって最初から関われるのはこれが初めてなんだもん。)この素敵なチラシをさらに良くする文章って・・・あらすじって・・・難しいなあ。「正綱88歳、米寿の祝いに出会う」・・・だめだ。米寿アピールにしかならん。「一番家族な人々と見たい、一番家族な芝居」・・・わからねえ・・・さっぱり伝わらん。「劇団俳優座の風薫る日にはすごいらしい」・・・なんか段々誤変換みたいになってきた。あ、念のため、ぱくるつもりはないですよ!!
17歳の自分が、どうしてあの白黒コピーのチラシに弾かれて、大金を出して観に行ったのか、決定打はよく覚えてないんだけど、それでも楽しそうだった、わくわくしたっていうのは覚えてる。チケットの予約電話も緊張しながら電話した。カラーのチラシも沢山もらってきたのに、大事にとってあった白黒コピー。どこかで誰かが、『風薫る日に』のちらしをみて、わくわくしてくれるといいなあ。
そうそう、5月には田中壮太郎さんの演出の自主公演「不寝番(ねずばん)」があります。今日台本を読ませてもらったのですが、すごく面白い。あー、楽しみィ!これがあのキャストで、あの空間で・・・わくわくするなあ。楽しみだなあ。チラシもすごく素敵。おしゃれ。そのチラシを作ったのはなんと!コイーヅカさんなのです!全部手作りでつくって、写真にとったそうです。すごいなあ。是非是非、風薫る日に共々、チラシに注目してくださいね!そしてちょっとでもわくわくしたら、劇場にそのわくわくを確かめに来てくださいね。胸いっぱい想像を膨らませて。
ああ、ぜんぜんいい宣伝文句が浮かばないよぅ・・・
|
|
|