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2006/02/07(火)
一年ぶり
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今朝二日ぶりにお風呂に入ったドンです。千秋楽の後徹夜で呑む事になり、帰宅したもののそのまま寝てしまって、気が付けば今朝。こんなんでいいのか、２８歳独身低収入女！二日って、二日間って、ほんとにどーなのよ？
今日から新人募集の事務作業をお手伝いしてます。一年前を思い出しますね。査定のあとすぐに新人募集で、一挙に自分たちがもう新人、じゃなくなったんだなあって思い知らされたね。なんでも許されて、好き勝手な世界で生きられてたんだなあ。
どんな世界にも選ぶことと選ばれることはあって、てことは選ばない事も選ばれない事もあるわけです。自分ひとりでＹＥＳ/ＮＯスイッチを押せるなら、そりゃ完璧な世界ができるでしょう。残念ながら世の中にはあふれんばかりに人はいて、誰もが選び、選ばれながら生きてるんですね。心のありようもそれぞれで、倫理的に正しい、正しくない、は他人にも判断できるのかも知れないけれど、それでも大抵の選択はその人にとっては正しいもの。
自分が選んだ、と思っていた事が、実はどこかで選ばれていた、と思ったとき、その時自分の足元はどこまでも儚く、頼りなく感じられて、信じるべき事実さえ霞んでしまいそうになる。自分で決めた事が、決められた事だと思ってしまったら、何を信じたらいいんだろう。自分の信念はどこに行くんだろう。自分の選んでいたはずのものが、いつの間にか自分を選んでいたのなら。
けれど、選ばれたのは僕だけではない。僕も選んでいる。選ばれる事を最初に選んでいる。選ぶことは責任を取る事で、選ばれる事は責任を与えられる事だ。何かを得る事は何かを失う事と同じ事。ただ道が左か右か、それだけの話だ。あなたの目の前で橋が壊れて、左にいけないかもしれない。右の道は大雨かもしれない。だけど大雨はすぐに止んで、草原が広がるかも知れない。左は道がとぎれたかもしれない。それはわからない。誰にもわからないことだ。
選ぶ事は本当に苦しい。言い訳ができない。自分で自分を捕まえなくてはならない。選んだ事の責任をもたなくてはいけない。選ばれなかった事は、選べなかった事だ。手を離してしまうことだ。人はロミオであってもベンヴォーリオであってもパリスであっても、苦しい。運命に選ばれても、選ばれなくても。
そして選ばない事はそれよりももっと苦しい。
ほんの一瞬の選択で、世界は変わってしまう。だが、本当に変わったのは世界ではなく、自分なんだ。自分の心が自分よりも他人の選択を信じたのだ。だから、世界がどうであれ、自分のことは信じなくてはならないし、疑わなくてはいけない。自分が今、何を見て、何を選んでいるのか。世界は変わらないのだ。もし目の前の道が閉ざされても、違う道を探せばいいのだ。目的地さえはっきりしていれば、どんな道を通ってもいつかつけばいいのだ。他人の選択を受け入れるのは自分の選択だ。そしてそこには自分の責任がある。また一つ荷物をもったってこと。
そういうわけで、写真はクリーム大福。一年前、１００００がうまいうまいって騒いでたけど、誰も発見できなくて、夢で食べたんじゃないの？って疑ってたもの。ごめん、あったよ。一年ぶりの発見でした。
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