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2006/01/10(火)
あけましておめでとうございます
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二週間近くほったらかしてる内に新年どころか松の内まで明けそうな雰囲気でどうしましょう。今更ながら、謹賀新年です。明日は新春公演、「北川歌麿女絵草紙」の初日でございます。先日稽古場バラシと搬入に行ってきました。ああー、はやいもんだなあ。そしてドンは六本木で一年生の修了公演のお仕事です。久し振りの日記はなかなか進みません。脱線しそうです。同期のトモキに「ドンさんの日記は牛飯の話ばっかりだからなあ・・・ほんとに寂しい人だよ。」と言われました・・・。だって当たり障りのない話題なんだもん。ていうか、読んでるなら書け！17期みんなで更新って約束はどうなったのだろうか。ほんとにドンの日々垂れ流しサイトになってしまうぞ。
舞台部を久し振りにがさがさ探して小道具チェック。見つかったよ、失くしたと思っていたカッターとか。それにしても謎のものも沢山とってある舞台部。さば缶とかあるんですが。基本的に一年生に探してもらうのですが、見つけられない場合はドン出動。80％は発見できます。でもそれでも見つからない場合は・・・舞台部さんに相談。大体2分くらいで見つけてくれます。それでも去年に比べたらましになったなあ。最初の頃は入口でぼけーっとしてただけだったもんなあ。
そういえば久し振りに劇団の個人ロッカー開けたら古い台本とか制汗剤とか謎のものがつっこまれてた。・・・実はいじめられてるのかなあ・・・（誰に？）相当鈍い人間なのであんまり気が付かなかったりする。もしかして空いていると思ってたロッカー、使ってる方がいらっしゃったのだろうか。ま、ま、まずい。だとしたらごめんなさい。
公演前のドタバタしてる時や、バイトが忙しかったりする時は思わないけど、こうやって稽古期間にあるふと緩んだ時間って時々ものすごく不安が押し寄せてくる。なんでかなあ。勢いあってやってる時や、やらなきゃいけない時はちょっとの失敗も気にならない、というか気にならないほど猪突猛進。（それもどうかと。）なんか今変な感じ。研究生とは言えお仕事ですから、（というのは演出研究生とは言えどもスタッフ＝ギャラ発生）やらなきゃいけないし、やるんですけど、そんなこと言ってられないんですけど、なーんかなあ。浮ついてる訳じゃないんだけどなあ。カルシウム足りてない感じです。
結局こういう不安とも戦っていかなきゃならんのよね。久し振りに研究所の方のＢＢＳを見たんだけど、受験生が沢山不安を書き込んでるんだよね。前にレスしたことあるんだけど、合格したら不安が消えるわけでもないのよ。それどころか増える気がする。現実は甘くないんだよ。我々仙人じゃないから霞食って生きていけるわけじゃないし。「夢が叶って楽しい！私シアワセ！」なーんていつも営業スマイルやってるわけじゃないっす。結局は人間同士の付き合い。どこの世界も一緒。夢は舞台の上にだけあって、そこに載るまでは結局現実なのよ。夢は見ている人にだけ見えるのであって、夢の中にいる人には、現実なんです。だから自分が夢に酔ったらだめなの。自分が一生懸命現実に生きなきゃ、観客に夢を見てもらえないのです。どこにいたって、自分にしか自分の人生決められないし、責任取れないしね。言い訳のないように生きたいね。不安と戦うのも逃げるのも見てみぬ振りするのも堕ち込むのも自分なんだねえ。
不幸な過去も素敵な過去も、過去って言うのはどんどん変化してしまうもの。脳みそというのはどうも物事を改ざんしがちだな。過去の栄光にすがらないで生きるのは難しいです。過去と比べたってしょうがない。経験と過去は違う。判っちゃいるけど難しい。演劇は時代を映す鏡だから、時代が変われば芝居も変わる。映画じゃないからさ。受け取る側も換わるし、創り手も換わるし。いつもいつも新鮮でいるってそういうことじゃないかと思うのですが、どうでしょうか。次にまた新しい事にわくわく出来るかってことのような。障害があったら次のアイディアがドンドン湧いてくるような、そういう前の向き方じゃないかなあ。
きっとこういう考え方も現代風で、過去も未来も、今と同じ意見は言わないと思うけどね。だけどこう思ったってことは現実だ。新年早々なんだ、この日記は。でもこれも真実だ。
今日は新人募集の受付開始日。きっとまだ悩んでる人も沢山いるでしょうね。誰も背中を押してはくれません。本当は自分で背中を押してるんです。こっくりさんと一緒。不安を打ち消すために聞いてるだけ。不安のない夢に生きられたら楽でしょうけど、それは本当に夢ですね。一生寝て暮らすようなもんです。床ずれしちゃうよ。腐っちゃうよ。だからお互い、頑張りましょう。いつかは腐るまで眠らなきゃならないんですから、起きていられる間は、目に見える世界を生きていきましょう！
というのが今年の抱負。（わかりづらいー）
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