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2005/08/26(金)
衣装合わせ
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どうもちゃんとネタを用意する日に限って誰かが書き込みするんだよなあ。ドンです。どうせ旅日記なら旅ってどんなのかを書いてくれよ！酔っ払ってるのはみんな知ってるから！と心の中で思ったのは内緒です。
さてさて、三ちゃんと梨枝チームは昨日、今日と衣装合わせでした。三ちゃんは出演者は多くないけれども、一人が何役も演じたりするので、衣装の数は少なくない。田中千禾夫先生の作品なので、時代考証も念入りにしなきゃならないし・・・（というのは俳優座にとって田中先生の作品は一つの財産なのです。当時を知っている人も多いし。そういう意味では怖いですね。）湖の秋、しとやかな獣もそろそろ衣装合わせがあるので、混まないうちに衣装部にて仮合わせを済ませました。混まない内にやるのはいい衣装を先に手に入れてしまうというメリットもあります。といっても今回は時代がずれているので大丈夫ですが。
衣装部石川さんがある程度準備してくださっていたおかげで、かなり早く進みました。石川さん、いつもすごいと思うのはその眼力。出してくる衣装、大抵その人のサイズなんです。違う場合は最初に「これはちょっと大きい」とか「後でウエスト直す」と言われたりするんです。で、その人に合わないものってめったにない。見ただけで大体のサイズを当てちゃうんですよ！サイズはわかっても、それと衣装のサイズまで合わせちゃうのはさすがです。恐るべし。
それにしても着物、いいですねえ。今回梨枝役のたつさんの着物、どれを取っても素敵。実は今日の衣装合わせ、たつさんがいなかったので代わりに一枚着たのですが、うっとり。さらさらと流れるようなラインに鮮やかな紺で桔梗が染め上がっていて、とても美しい。そこに銀ねずみ色した刺繍の帯がきりっと結ばれて、妙子役久保田涼子さんの赤い着物と並ぶとお互い引き立てあってすごくいい。着物ってみていて飽きないんだよなあ。半襟の組み合わせとか考えるだけで一晩過ごせそうなくらいです。他の候補も綺麗だったし・・・。
この際きっちり着物の着付けを勉強して、早替えの介錯できるようになるぞ！（本公演では若手が早替えの手伝いをすることが多いのです。舞台部もしかり。私演出部ですが、着物はわかってる方がいいのです。）と思って鼻息も荒く本屋に行ったら、着付けの本じゃなくて、着物の色の本を買っちゃいました。うわー。2800円も出しちゃったよ。一週間分の食費だよ。でもあまりにも美しかったのです。2時間一応悩んだけど誘惑に負けた。「着物と日本の色」という本です。こんなに色んな名前があるんだなあ、と関心。からくれないって「韓紅花」って知ってました？思っていたよりもずっと鮮やかな色でした。とき色とか瓶のぞきとか・・・日本のことなのに全然知らないことばっかり。
さて、写真ですが、これなーんだ。本公演につかないと知らないものシリーズ。画像が荒くて見辛いのはごめんなさい。稽古日誌です。今回は私が毎日書いています。内容と稽古時間、出欠等を記入するものです。これは制作さんが最終的に管理するのかな？面白いのは休みの日も一枚使って、「休み」と記入しておくこと。これは稽古の進行具合のメモではなくて、どのくらい稽古時間があったか、とかそういうことのメモみたいです。だから舞台部でも演出でもなく、制作さん管理。
今日はなんとＹＪさんがドンと10000に夕飯ほぼおごってくれました！かなり経済的ピンチな我々にとってありがたかったです。ごちそうさまでした！！
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