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2005/05/29(日)
投げ方受け方。
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今週も昼帰りなドンです。ぶっちゃけ辛いです。大人になると徹夜するくらいなら朝早く起きる方を選びたくなるのです。というか自然にそうなるのです。そう、着々と老化は進んでいくのだ。
諸般の事情で金曜まで中間の稽古はお休み。思いもかけず出来たお休みですが、これまた諸般の事情(金欠)のため朝から晩まで牛飯屋です。ラボ公演の稽古が六本木の稽古場で行われているので行きたかったのですが、こんなときに限ってこちらもお休み。残念。
昨日は3幕まで読み合わせ。最初なので男女関係なく出てきた役を順番に読んで行きます。テキレジの間違ったところも直します。直す係の私がかなり間違えてたりして。すみません。日々テンパってます。でもテンパってるからだめでしたって事をわかってもらうんじゃなくて、テンぱるけどやりますよっていう事をわかってもらわなきゃだめですね。すごく小さな差なんだけど、それが積み重なるものだし。稽古中、役者と演出の間にスタッフはいるんだと私は思うのです。伝達役ですね。受け取り方は人によって様々だから、誤解される事もある。それが誤解って事を分かってもらう努力をするより、次誤解されない投げ方をどんどんしていくのも大事かも。そりゃわかってもらってる方がお互い楽だけど、そこに行くにはまず聞いてもらえないとだめだし、聞いてもらえない伝え方はダメだし、伝わらない手段を嘆くより、どんな手を使っても重要なことを伝える事。私を分かってもらうより、もっと重要な事を確実に受け取ってもらう方法を見つけること。重要なことは何か?をずっと考えながらやってます。今の課題はこれ。役者に確実に必要なことを伝えて、演出にも伝えるパイプになること。そして自分が受け取り側になったときには伝わり方よりも伝えたいことを考えるようにしよう。どうしてそうなるのかを考えるようにしよう。できるだけ受け取る器も大きくしよう。そうやってちゃんと受け取って、ちゃんと伝えられるようになったら、もうちょっと自分のやり方も見つかるかな?
どんな授業してる?のってよく聞かれますが、一番研究所で言われるのは「聞き方」「かけ方」です。つまりどうやって聞くか(受け取るか)、どうやってかけるか(伝えるか)なんです。 沢山あるメソッドはその手段で、だからなかなかこういう授業ですって紹介し辛い・・・。メソッドをマスターすることじゃなくて、それを通して学んでいくものなのです。
ちなみに今日の昼帰りは仕事じゃなくて、友人の自棄酒に付き合った結果でした。最近周りでは失恋話大ブーム。週一くらいで聞いてる気がします。でもさ、失恋話あるだけいいじゃん!と、最近ほんっとにトキメキから遠ざかってるドンでした。(仕事にしかトキメキないんだよね。)
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