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2005/04/22(金)
宝部屋
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今日は衣装部の若生さんのお手伝いで、埼玉の衣装倉庫に衣装を取りに行ってきました。恵比寿で待ち合わせて、埼京線で北戸田へ。駅を降りるとそこは東京近郊とは思えない場所でした。駅前にファーストフードも喫茶店もコンビニも銀行もない!かろうじて一万円単位でしか下ろせないマルイのキャッシングサービスがあるだけ。一体こんなところに何故・・・という疑問を胸に秘めつつ倉庫へ向かいました。
タクシーで5分ほどでついた倉庫。廊下にもちょこちょこ出てはいましたが、いざ中に入るとびっくり!宝の山です。コートだけでも何十種類もあり、ドレスも手の込んだ品が沢山。若生さん曰くこれでも半分以上処分したのよ、とのこと。六本木の衣装部にある衣装の10倍近くあるんじゃないでしょうか。時間もなかったのであまり細かく見られませんでしたが、機会があれば一ヶ月くらい通いたいです。
私は衣装が好きで、中学の頃から衣装縫ってましたから一応見れば手の込みようがわかるのですが、本当に手間ひまかけた衣装ばかりなんですよ。多分衣装を創ったことがない人は、舞台なんだからそれらしく見えればいいじゃんって思うかも知れません。でも裏地一つとっても、どうつけるかで全然違うんです。着心地が変われば演技にも影響します。見た目の良さだけじゃ決められないし、同じスーツといったって、今のものと昔のものじゃ全然違う。それらしくは作れても、同じにはならないのです。そういう資料的な意味でも大変貴重なものが揃っていました。ものすごい財産です、あれは。衣装好きには垂涎物です。
こうやって各部が精一杯こだわって創るから、できあがる舞台はそれ以上のものになるんでしょうね。一つでも手を抜いたらその分全体のレヴェルも下がります。たとえお客様には見えなくても。きっとどの部も、「そんなとこどうだっていいじゃん!」とよその部をみながら、自分達のこだわりどころはこだわるのでしょう。下手なことやったら負けちゃいますね。勝ち負けじゃないけど、あの衣装と対等にいられる演出をするぞ!と思った午後でした。
明日はみんな歌ですね。お手伝いがあれば顔出して一緒にお昼と思っていましたが、明日はお休みになったので27ぶりに休日を堪能します。ズー・・・ザッ。
すごい、今日で三日連続更新。
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