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最新の絵日記ダイジェスト
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2007/12/11 憧れの・・・
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2007/09/20 うっかりすると
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2005/11/30(水) ただいまー
昨日の朝無事帰国しましたー。そしてまんまと風邪ひきまして、時差ぼけも相まって、電車乗ったつもりで玄関で二時間ほど寝てたボケ老人ドンです。自分でもびっくりだ!稽古に遅れてごめんなさい・・・。

そして今日は部会でした。参加率がとても高くて、応接の椅子が足りなかったくらい。しかも今までお会いした事のない先輩にも会えました。劇場でもばったり。

なんかまだ調子が戻らないので、また明日。
写真は朝から雪だった日のウィーン・ベルヴェデーレ宮殿。

2005/11/26(土) Don@WIEN
寒いよ!ドンです。今朝シュツットガルドから夜行でウィーン帰ってきました。雪です。寒いです。朝早いからまだ店もあいてません。ウィーンのインターネットカフェからこんにちわ。寒いよー。

シュツットガルドはもっと寒くて、日本では薄着で平気、ババシャツなんてめったに着ないドンですが、今回はババシャツ、Tシャツ2枚、セーター、コートも着てました。5分も外にいると寒くて鼻水出てきそうになります。寒くて観光しないなんて初めてです。

ウィーンの寒さにはだいぶ慣れたけど、さすがに吹雪いてくると死ぬ。明日はオペラを観る予定なのですが、はっきり言っておしゃれなんて無理!座席だからある程度ちゃんとしなきゃいけないんだけど寒いもん。どうにかごまかそうと少ない服とにらめっこ中。

それにしてもここのキーボードは打ちにくい。おなかもすいてきたので、この辺で。では、日本の皆さん、また来週。

2005/11/25(金) 「石の心をもって高潔を示せ」
アーサー・ミラー「るつぼ」首吊り前のプロクタの台詞。やらなければならない時がある。何かを捨てて挑まなければならない時がある。全部剥ぎっとって、最後に残った小さく細い苗木を未開の土地に。眼前を覆う全てを根こそぎ振り払って、後悔を尻目に踏みしめつづける。意志と理性を麻袋にかついでもう一つ前に。近況です。小田知毅

2005/11/23(水) ドン(首領)去り行き、ベン(私)ふんばる。
行ってしまった。。まくし立てるように喋る彼女の残像が、今も僕を唸らせる。
一週間後のドン凱旋までにХ会はスタッフワークが主になりそうです。。役柄によっては半端無い量の台詞覚えもあり、スタッフワーク等で後半戦を乗り越えるにはベンとしても覚悟がいりそう。

しかし準備期間の短い中、演出を引き受けたドン、修了公演稽古の忙しい中でも一緒にХ会やってる先輩・同期。
みんな男前・女前。
ベンも少しはカッコつけてやろっと。
いい芝居にしよっと。

2005/11/21(月) 欲しくないもの
なんで旅行の前日の夜9時まで買い物をしてるんだろう?ドンです。欲しくないのに買わなきゃいけないものというのは買うのがすごく難しい。必要に迫られているんだけど、欲しくないんだよなあ・・・。例えばユニ○ロのTシャツとかさあ・・・旅行用には便利だけど、旅行以外では絶対使わない肩掛けカバンとかさあ・・・。

欲しい物を手に入れるより、欲しくないけど持たなきゃならない物を選ばなきゃいけないときのほうが難しい。お金と時間があったらきっと欲しいものだけ手に入れる事はできるんだろうけどね、(そりゃ愛情は無理かも知れないけど。)人生そう上手くはいかないもんです。気に入らなくても着なきゃならない服もあります。ださくても荷物一杯のショルダー持たなきゃならなかったりする日もあります。誰にでも合うけど、誰が着ても微妙な服も買わなきゃいけないときもあります、お金の関係で。ここでどう妥協できるか。うーん。妥協が楽しくできるように努力はしてるのですが、どうもあの巨大洋服量販店とは相性が悪い。いいな、と思って試着するとほんとにダメ。よく考えれば無理にそこで買わなくたって、そのくらいの値段の服は売ってそうなんだけどさ。そう思って3軒くらいはしごしたんだけどさ。(注:ファッションビル3軒)結局欲しいと思うとすごく高かったり、機能性が低かったりするね。妥協を楽しく、割り切りも楽しくしたいなあ。人生こだわりすぎても、ねえ。あー、でもだめなの、欲しくないものは欲しくないんです。くれるというならもらうが、本当に欲しい物だけにしたいんです、買うときは。人間一度手に入れたものは、なかなか手放せないもんです。限られた予算の中で好きなものを手に入れたいじゃないですか。

とかなんとかこだわり人間みたいな事言ってますけど、なにが一番やばいって、鏡に映った自分の姿だね!!しばらく髪の毛切ってないし、(ぼさぼーさ)とりあえずまとめただけだし、(ぐるぐーる)化粧なんて全然してないし、唇かさかさだし、眉毛は得放題だし、楽な服しか着てないし、もう、ほんと、ユニ○ロの服以下だ、楽チン度は!大体ね、こんなたるんだ体で何着たって似合うわけないっす!演出がこんなださくていいのか?だめだろー・・・ユ○クロの試着室でしばし呆然とするドン。そして明日から旅行。ちょっと反省して外の空気を吸ってきます。

ではみなさま、できたら旅の途中で会いましょう。

2005/11/20(日) 秋は早いぞ。
すっかり秋も深まって、というかもうあと10日で12月、冬になってしまうんですね。秋から冬に変わるときが一番切ない気がする。夏から秋は寂しいって思うけど。切ない理由の一番大きな要因は、「気が付かないうちに」変わってるってことだろう。この国において、秋はとても短い。夏の名残と冬への期待で過ぎていってしまう。気が付いたときにはもう秋はすり抜けている。

さて、実は明後日からドンはしばらく日本を離れます。稽古ほったらかして何やってんだ!とは言わないでください。一週間で帰ってきます。ちゃんと充電してきます。その間みんなはかもめの稽古です。ああ、久し振りのヨーロッパです。懐かしいです。緊張するなあ。稽古も気になるなあ。あっちでもこっちでもやらなきゃならないことばっかりだ。だけど体は一個しかなくて、時間は自由にならない。

明日は出発前の最後の稽古です。どのくらいできるんだろう。昨日は随分細かくやったけど、上手くいってるだろうか。やればやるほど色んな発見があって、毎日そればっかり考えてる。楽しいなあ。苦しいなあ。

季節が気が付かないうちに変わってしまうように、物事はどんどんと進んでゆく。どんなに人が変わらない事を願っても、現実の時間は時計がある限り進んでゆく。肉体は成長し、老いてゆく。なんて短い時間なんだろう、本当に自分が使っている時間は。

例えば、12時間。半日。長いか短いか。
半日、日帰りの旅行。例えばみかん狩りとか。大して長くない。12時間、例えば稽古。長いね、無茶だなあ。でも12時間、バイト。きついけど、休憩含めたら有なのかな。半日、睡眠。あっという間。明日の今頃はもう24時間後、倍の時間。そんなに遠いことじゃない。それなのに、12時間。12時間のフライト。夜行バスと変わらないのに、どうしてこんなに遠く感じるんだろう。空の上で時間の境界を超えて、なぜか逆行する時間。世界と私の時間軸はずれるはずなのに、やはり時間は進んでゆく。たった12時間。往復でも24時間。たった一日。ネットが発達して、携帯で国際電話もできて、郵便も早くなったのに、やはりまだ遠い。たった12時間。

一週間いないだけで、きっと秋はいなくなってしまうんだろう。

2005/11/18(金) 稽古開始
どーもー。毎度おなじみドンです。X会の読み合わせの最中です。好き勝手やらせてもらってます。楽しいです。めっちゃ楽しいです。楽しいのは好き勝手演出しているドンだけかもしれませんが、楽しいです。今回は勉強会ではないので、みんなができるだけいろいろできるようにしつつ、かつドンも好き勝手演出なのですが、まあ、今のところはみんなに甘やかしてもらって好き勝手やらせてもらってます。アホなダメだしもしてます。一日があっという間。(まあ、夜バイトをせざるを得ないので、それであっという間という噂もある。)

このところ嬉しい事がいくつかありました。なんていうのかなあ、ダメだって思った事が意外とうまくったりとか。頼んでみたら意外と快諾してもらえたりとか。怒られると思ったらそんなことなかったりとか。思っても見なかったところから天の助けが降ってきたりとか。まあ、具体的に言えることで言えば、安井先生がX会の稽古の時間のために、修了公演「かもめ」(あ、かもめになりました。)の稽古を少し融通してくれたこととか、演出部の某先輩が出演してくれたりとか、うん。ああ、でも一番嬉しかったのは・・・秘密。一番些細な事が一番うれしいなあ。なんか言葉にしちゃうと嘘になっちゃう気がするので、これは秘密。けけけ。ここでけけけという笑いを使うのがすでに女子道から外れている気がするけど、気にしない。

まあ、それは置いといて、演劇日記なので演劇の事を書かなくては。まだ読みの段階なんですけど、やっぱり一人ひとりかなり状態が違います。今すぐ動いて深めた方がいい人、もっと読んで探った方がいい人、色々やった方がいい人、いろいろ。研究生って一応3年生まであるので、同期っていうとどんぐりのせいくらべ、みたいなイメージはあるんですけど、実際はかなり違うんです。芝居全体を創るとなると、一人でもアンサンブルになりきれない人が出るようでは後々辛い。アンサンブルを創るのは難しいです。さすがに2,3年生ともなれば二人までの場面ならかなりやりとりも成立してくるのですが、一度に6人も7人も出て、かつ全員が何らかの関係性をもち、しかもそれが誤解と嘘で固めた関係、となると、そりゃ一筋縄ではいきません。こそっと告白しちゃいますけど、実はドンは読み合わせが苦手なんです。長時間座って緊張してるってのが嫌なんです。早く動きたい人。(ああ、落ち着きのない。)でも、あさってまでは多少動きつつも、読み合わせをつづけなくては。なんとなく芝居はいかん。喜劇こそじっくりやらないといけないのです。気合もさらに入るってもんです。そして気合の入りすぎた結果、休憩取らずに二時間とか無茶やっちゃうんです。

自分がやってるときって結構休み取らなくても平気なんですよね。なんかテンション落ちてるなあ、変だなあって思って考えたら、みんなにご飯食べる時間あげてなかった。ごめんごめん。

明日は細かい抜き稽古だー。

2005/11/13(日) 謎時間
3時というのは深夜と言うべきか、早朝と言うべきか。夜更かしなら深夜で、早起きなら早朝なのだろうか。ドンです。3時をまわったところです。フラフラです。半徹夜も続くときついなあ。時間の狭間にいる感じ。

なんでそんなかというとですね、X会の台本の打ちなおしをやっているからなのです。今日一日お休みもらいましたが、バイトもあるし、プリンターのインクはなくなるし、テキレジの再考もしなきゃならないし、で結局あんまりやすんでなかったり。一日のうち10時間近くパソコンやってると、さすがに目がぴくぴくしてきます。自分でもきもちわるいなあ。仕舞いには目がぴくぴくしてるのが、目がかすんできたのか、知らない間に眠っているのか分からなくなってきます。そうなったら限界の証拠。もしかしたらこの日記を書いているのも夢なのか?この印刷されている台本も夢で実はまだなにも終わってないとか・・・悪夢だ。

早く印刷終わってくれー。

2005/11/10(木) 皆様お疲れ様でした。
無事小田切さんの演出発表は終了しました〜。お手伝いしてくださった皆様、ありがとうございます。劇場との関係でバラシが明日の朝なのでまだ仕事は残っているのですが、とりあえず終了。打ち上げも少人数だったので、ある程度のところで抜けて劇場へ。実は昨日招待券をもらったので、久しぶりに外部の芝居観劇。ほんと忙しくてチケット買う暇もなかったもんなー。ああ、明後日もバイトさえ休めたらもう一本いけたのに・・・。
研究生も今日はおさらい会でしたね。いけなかった・・・。残念です。先ほどバラシの件で電話をするとどうやらまだまだ打ち上げの真っ最中みたいでした。おいしいお酒を飲んでるみたいですね。明日も一年生は発表があって大忙しだなあ。でも明日もいけないんだよなあ・・・。

テキレジどう?って聞かれるんですけど、レジはほぼ終了ですが、打ち直しが・・・げふんげふん。いやいや、だって、ねえ。実はあんまり集中できないのであんまり進んでないんです。明日の夜がんばって終わるといいなあ。もういっそあと一人男性募集して二幕まで無理やりやるか?それでもいいような・・・あ、だめだ。もともと女の子が多いから無理だった。うあー。台本があって誰が出るかも決まってからその中で配役って難しいです。しかもある程度みんな出番あるように、とかってほんと大変。普通は台本が決まってから出演者、あるいは逆で、どっちかが流動的なんです。それ言ったら研究生の発表会だってある程度無理やり配役しなきゃならないところもあるんでしょうけど、あれはダブルキャストとかできるしなあ。そして場所。高さがないところで高さの必要な台本指定をどうすんだ!どうにかします。はい。

台本をそのままやればいいわけではなく、かといって下手な解体も色々うるさかったり。でも面白かったらよし!でしょうか、おそらく。もう今回はかなり思い切りよくやってしまおう。クリスマス会だしね。さあ、明日からまたがんばるぞー。

・・・明日から頑張るから今日はもう寝てもいいですか。

2005/11/07(月) 一時間いくら?
今日は作業も少なく、大分音響にも慣れたのでタイミング等々自分の中でちょっと考える余裕も出てきました。とはいえまだまだです。21時に帰宅できたのが嬉しかったなあ。マコ達おさらい会組は終電だったみたいです。本番が同じ日っていうのはちょっと残念。見たかった!

せっかく21時に帰ってきたのに、気持ちに余裕が生まれすぎでつい「俺が新宿No1ホスト!女を狂わせる色男達」などと言う番組を一時間も見てしまった・・・。ホスト嫌いなのに・・・。この間になんかしろよっちゅー話です。いやあ、好きなんですよ、この手の番組。水商売の裏側とか商品開発とか、その手のドキュメント。絶対自分じゃ行かないだろうと思うと、内容が同じでもつい見てしまうのです。キャバクラ嬢・グラビアアイドルとかね。「ガイアの夜明け」もなんとなーく見てしまいます。未知の世界好きなんです、きっと。でも心霊系は全部ダメ。怖いから。心霊そのものが怖いというより、そこに出ている人とか、怖くしようとする演出が怖いのです。人間の想像力が怖いのですよ、奥さん!小学校3年の時にクラスで流行っていた「本当にあった怖い話」とか「心霊話100体験記」を読んでから怖いです。人間チャーシューを作っていたラーメン屋の話とか、蝉を捕まえた呪いで蝉人間にされて地中に埋められる話とか、ファミコンゲーム「忍者ハットリ君」を買ってすぐに交通事故に会って死んでしまったいじめられっ子が、そのゲームをやりたいがために夜な夜なクラスメイトの家に現れ、成仏させるために主人公がそのゲームを徹夜でクリアする話とか、まあ、よくよく考えれば全然怖くないと言うか、突っ込みどころ満載と言うか、考える方も考える方だが本気で信じる方の想像力の方がすごいという所なんですけどね。

で、怖かった話を思い出してたらほんとに怖くなってきてますますはかどらないという悪循環です。明日はゲネなのに。ゲネとは言え、劇団関係者は沢山見に来るので緊張しますね。うう、何度やっても音響は怖いなあ。とりあえず頑張ります。この一時間でホストさん達は何十万と稼ぎ、こちらは睡眠時間のマイナスです。心霊現象は信じたくないドンですが、もし生まれ変わりがあるとしたら、次は是非歌舞伎町ナンバーワンホストになってみたいです。うらやましいぜ!

2005/11/06(日) ヤクチュウ
全然秘密会議(=クリスマス会、略してX会)の台本が進まない・・・密かに焦ってます。テキレジを入れる箇所は決まったが打ち直しがはかどらない。うーむ。朝8時に家を出て帰宅が早くて22時。正直疲れて他の事ができませぬ。世の中のOLさんってすごいなあ。だって8時半位に出社して17時まで働いて、その後残業とか習い事とか合コンとかしちゃうんでしょ?すごいなあ。OLにはなれそうもないドンです。

ここ数日は音響と照明のきっかけあわせと、転換、細かい仕込みが続いています。カッティングシート貼ったり、色塗ったり。今日は特殊な塗料を紹介しようと思っていましたが、写真取り忘れました。塗料と言えば、今日残っていた黒塗料(おそらく黒ペンキ)を開けたら、なんとも例えがたい異臭がしました。明らかに本能が危険!危険!と訴える腐った臭い。YJさんがあんまり臭くないと言うので、ドンがおかしいのかと思いそれを使ってパネル塗りをお願いしました。・・・3分もしないうちに臭がってました。だから言ったのに・・・。でもしょうがないのです。一昨日はベンジンと漆、昨日はシンナー、今日はペンキと毎日脳が蕩けそうな揮発性物質を多量に使っての作業。段々臭いにもなれるってもんです。毎日終わるとなんとなくヘロヘロしてます。ぼわーんとしてます。今日ピストルの音とダンスの音楽を間違えて出したのもきっとこのせいです。(ごめんなさい。)

明日はゲネのゲネだー。通しなんだけどゲネみたいな。ゲネなんだけど通しみたいな。明日で作業が全部終わるといいなあ・・・。

2005/11/05(土) 三つ子の魂100まで
朝晩の冷え込みのきついこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?ドンです。日々小田切さんの演出発表の音響について朝から晩まで六本木に詰めております。人手が足りないのでちょこちょこやることが多いんです。そうそう、舞台セットの鉢植えの木はドンの力作なので観てください。昨日舞台部のK造さんにその鉢植え褒められました〜!嬉しいなあ、嬉しいなあ。でもこの鉢植えを製作中、カッターでざっくり手を切り、でかい絆創膏をする羽目に。あちこち擦り傷も作って家に帰ったら、親に怒られました。27歳にもなって「もっと気をつけて行動しなさい!」なんて怒られるとは。まあ物心付いてからずっと「転ぶ、怪我する、物を失くす」の三点は怒られ続けているので慣れてます。親の方は心底疑問らしいです、なぜ大人になっても直らないのか、と。本人も疑問なんですが。

自分が大人になったって気がつく時は今でもびっくりしませんか?鏡を見るつもりのない時に、ふと鏡に映った自分をみると自分が思っているよりずっと大人の顔だったり、久しぶりに学校の机やランドセルや、公園の滑り台なんかと自分の目線を比べて違和感を感じたり、好きだったはずのお菓子が安っぽく感じたりする時に、自分が身体的に本当に子供ではないと思い出してびっくりします。日常では自分が子供ではないときちんと理解して生きているのですが、子供には戻れないなあ、と嘆くわけですが、実際いつから大人であるかというと謎だなあ。人生ってわかりやすーいチャートにすればきっと幼少期、思春期、青年期、中年期等々と分けられるんだろうけど、実際そんな風に自分の事は思い出さない。今の私が考える事と、17歳の私が考えた事と、7歳の私が考えた事は繋がっていて、本質的な部分ではあまり変化がない。ただ現実的に見なくてはならないものが増えて、社会的許容範囲の中に自分が納まるように折り合いをつけられるようになった気はする。置かれた状況に人は順応するものだから、7歳の私もきっとその状況にいたからそう考えたし、17歳の私も大人になりかけたのではなく、そういう状況にいたからそうだと考えたし、今の私は大人だからといって大人の思考(というのがあるのかはしらない)をしているわけではない。ただその状況にいるだけなのだ、精神的には。だから身体だけが大きくなっている事にびっくりするんです。小さい子(いや、そりゃデブだったけどさ。)だと思っていた自分が、いつの間にか子供の頃に見ていた大人になっていることに。

それなのに頭の中はさして変わっていないのがなあ。幼稚園児の頃に夢中だったウルトラマンごっこと、今頭の中で演出プランを考える事は、気持ち的には一緒。空想ごっこと一緒。楽しいなあ。思わず鼻歌歌っちゃいますよ。深夜一人ウォークマン聞きながらの帰り道、うっかり歌ったり踊ったりしちゃいますよ。世界に一人きりの気分で、ていうか一人3役位の気分でやっちゃいますよ。前歩いてるお姉さんも振り返ってびくっとしますよ。あれ、逃げていってるようにみえるのは気のせい?

こういう時に「しまった!」って思います。子供ならほほえましいで済むのに!!身体が大人なばっかりに変態ですよ!危ない人ですよ!!ついうっかり出ちゃっただけなのに!人は大人にならなきゃならないんですね・・・。


自分が大人になった、ってちゃんと言い聞かせていないと大人らしく振舞えないのかもしれないね。成人式は大人のごっこ遊びへの入り口なのかも、と思ったりします。さあ、これからみんなで大人ごっこをしますよ、仲間にいれてあげますよってね。


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