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2005/10/29(土)
甘ったれ坊主
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二日続けて呑んで、お腹がやばいドンです。といっても遊んで呑んだくれていたわけではなく、相談に乗ってもらっていたのでした。心配かけた皆様、ごめんなさい。腹、決めました。
研究生になってから一年半。3年間の研究生生活の半分が終わった事になります。(そういやこのサイトももうすぐ一周年。)最初から順調に行ったわけではなく、色々ありました。ごく最近です、ようやく「演出部」「仕事」というものに関われるようになったのは。そうやって関わってきて見えたものも沢山会って、そこから次が繋がってきたように思います。最初は本当に人間関係に苦労しました。良かれと思った事は全て裏目に出るし、誤解は誤解を呼ぶし、そこで頑張れば余計だめになったり。でもそういう事があったから、勉強にもなったし、自分の事もわかったし、人との関わりもどうにかつくれるようになりました。これは劇団じゃなければできなかったな、って思う事。その一方で自分が段々人の評価とか好嫌いに振り回されてる気もしてました。それも大事だけど、もっと大事な事を忘れてないかって。
そんなこんなで悩んでるとこにミス。自分ではもうどうにもならなくなって、信頼してる先輩に相談。忙しい中話を聞いてもらえました。そしてはっきりきっぱり意見してもらえて、自分の中の甘えが吹き飛んだ。甘ったれだな、私。厳しい事を嘘つかないで言ってくれる先輩を選んで相談したし。甘えだけど、そうやって言ってもらえて嬉しいのも事実。なんか霧が晴れた気がした。ずーっとちっちゃいとこで、真面目ないい子目指しすぎてたなあ。(できちゃいないけどさ。)心がなかったな、って思う。
一番大事なのは芝居をやりたいからここにきたんだって事を、心の中で忘れてた。誰が何を言っても、どこにいても、誰の前でも自分の信じる事だけやればいいんだなって思えた。人のためにしちゃうのは弱さでもあるよな。もういい子の仮面はかぶんなくてもいいや。人に迷惑ってそればっかり考えてたけど、自分の意見のない奴に演出なんか任せられるか!だよね。間違ったら謝るけど、間違ってないと思ったらそれだけはちゃんと伝えたらいいや。他は関係ないや。
目標は世界一の演出家になることで、じゃあ何が世界一かって言うと、自分にしか創れない世界を創る事で、観る人がその舞台を観る事、観た事で何か心が動くような舞台を創る事なんだ。そのチケットを買ったお客様が楽しみに待ってくれるような舞台を創れる演出家になりたい。この演出ならいい舞台が創れるという信頼ブランドを確立したい。ていうか、それよりなにより自分がこれどうだ!こんなのはどうだ!って観てもらいたい。絶対楽しいよ、凄いよ、損はさせないよって胸張って言いたい。私ならこうする、ああするっていうものを全部やりたい。
そういうこと考えてるとわくわくするんだな、やっぱり。そうだ、まだまだやりたいこともやってないことも沢山あったな。甘ったれな事言ってられないぜ。負けねーぜ。
秘密会議ですが、演出やります。やるよ。うん。作品はレイ・クーニーの「パパ、アイラブユー」。期日は今調整中ですが、12月半ばです。全力だしてやるよ、こうと決めたからには。そういえば別の先輩が「引き出しは作っちゃうとそれだけに固執するから作らないでその都度新しくやったほうがいい」って言っていて、引き出しって困ったときに開ければいいのかなあって思いました。自分の引き出しだけにこだわらないでやりたいね。先へ繋ぐものだから、言い訳とかくだらない事に囚われないで、芝居だけをみていこうぜ!ということでよろしくお願いします。
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