つれづれなるままに。
日々の戯れ言や小咄(書きかけ含む)、感想等々。
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2005/05/29(日) SSS【遠いようで近い距離】
『──出なくて良かったのか?』
 小さな嵐が過ぎ去った後、聞く者に恐怖を抱かせる声が尋ねかける。
「今更オレが出て行ってもどうしようもないからね」
 影から苦笑混じりの若い声。誰もいないと思われたその空間に、もう一つの気配が存在していた。
「それよりも意外だったよ。君がナルトを助けてくれるなんて」
『力を貸さなければ共に死ぬだけだからだな──他意などない』
 九つの尾を持った物の怪は、小さな足下の存在に素っ気なく言い捨てた。
「そう?」
 見上げ笑うその顔は、先程来た少年とどことなく似通っている。
 暗闇にも光を灯す金の髪。気丈な色を見せる蒼い瞳。
 だが、確かに違うことはといえば、気配を消していなければ、簡単に気付かれてしまうような存在感。
 彼が、圧倒的な力の持ち主であるということ。
「一緒にいたから情が移ったのかと思ったよ」
 柔らかい声音で、青年はあり得ないような言葉を口にした。
 彼の傍らにいるそれは比類無き非情さを持ち得る物の怪で、彼の命と引き替えにこの場に封印されたものだった。
『そんなもの…』
「ないかなぁ?」
 言葉を継いで問う声は笑いを含んでいて、九尾の妖怪は口惜しげに言葉を噤んだ。
 温和に笑っているこの青年の本当の姿を、九尾は知っている。
 ちっぽけな人間でありながら、自分をこんな場所へ封印するほどの力を持つ存在。
 この場所で永劫に共にいなければならない相手。
 そして、先程訪れた小さな存在はこの憎むべき檻の器。けれど、あの小さな少年の成長は、腹の中で封印されている物の怪にとって一つの楽しみでもあった。

「彼を哀しませている代償は大きいでしょ」
 ぽつりと呟かれた言葉は、物の怪と、そして、自分に対して向けられたもの。

 庇護すべき存在はその誕生と共に失われた。
 そして、その誕生と共に忌み嫌われる運命を背負ってしまった。

 ここにいる存在が――自分が、それを招いた。

 本当は、もっと愛されて良い子供だったはずなのに。

「恨み言を言うワケじゃないけど、ナルトが一人で頑張っているのは君の所為なんだから、いくらでも力を貸してあげてよね」

 泣いても慰める者は傍らに無く、一人でその涙を乾かしてきた小さな子供。
 伸ばせない手がどれだけ口惜しいか。

「傍で見ていて知ってるでしょ?」

 どれだけあの子が強く生きて行っているか。

 返される応えなど期待せず、青年は金の少年が居た場所へ愛しげな視線を送る。

 ――強く、強く、誰よりも強くおなり。

「君の行く道に、いつでも光があることを祈ってるから」


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タイトルとは逆を行ってるような…(汗)。ブン太親分を最初に呼びだした時の腹の中の捏造話(笑)。九尾もナルトに大概甘いと思います。そして、パパも一緒に腹の中に入ってれば良いと思います。
『少年少女の心20のお題』
配布元サイト様「少年の空 少女の花」より
http://tikuzen.hp.infoseek.co.jp/odai.htm

2005/05/07(土) 燃焼。
今日は後輩と一緒にポルノのコンサート行って参りました。
とんでもなく燃えました!!ありがとう、ポルノッ!!!
四ナル検索で四ナルな歌アンケートを行っているのですが、その中にポルノの『アゲハ蝶』が上位にランクインしておりまして、その為に聴きながら四ナルうっとりモードになってました(笑)。


一言メッセージレス>
プチラビさん、初めまして。そして、いらっしゃいませv
嬉しいコメント、本当にありがとうございますっ!!
拙作を読んで幸せになって頂けてるなんて光栄です…!
とろとろ更新サイトですが、これからも続けていこうと思いました(←ゲンキン)。そんなサイトですが、今後もお付き合い頂ければ幸いですv

2005/05/06(金) と、とりあえず
生きてます(そんな確認はいりませんか?)。

全然更新なくて、来て下さってるお客様には本当に申し訳ありません。
やはりサイトを開いたのは失敗だったかなぁ〜…と後ろ向きな考えを起こしていたり何だり。
たまにポツリポツリと気兼ねなく更新出来るようなシステムが自分には合ってるようです。。。
四ナル検索寄生中は検索ついでに覗いて下さってれば幸い…ぐらいに思っていたので(^^;)


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