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2004/05/13(木)
タップダンスを観てきた
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高貴な悪魔はいいけど、高貴な英雄ってだめ。 美しいならワルじゃなきゃもったいない。 英雄は汚れてなくちゃ。
『オン・ユア・トウズ』というミュージカルを見てきました。 全体的にコメディ。 ロマンスはラストまで駆け引き、ナンバーは古きよきNY、ダンスシーンはタップとバレエがせめぎあう華やかなもの。 もともとは、60年代のミュージカルらしい。いわゆるリバイバルものだね。 主演はアダム・クーパー。 もう、クーパー様のためのミュージカルって感じだったんだ。 クーパーは男性が白鳥で有名なAMP版「白鳥の湖」で、スワンとストレンジャー(白鳥と黒鳥)を演じた世界的なスターダンサー。 彼はかなり目つきが悪くてね、舞踏会のシーンでは真っ黒な衣装で右に左にガンを飛ばしながら登場してきて、女王と王子を誘惑するんだよ。 その悪っぷりったらゾクゾクするくらい色気が漂ってた。 そのクーパー様がコメディ、しかも良い人役。 タップも、テノール歌手が1舞台に1度しか見せない最高音域ように、出し渋った感あり。 ホットダンスはキス、キス、キス(いやん涙) 私としては、その長身と長い手足で空を切るダンスを見たかったんだけど…かなり欲求不満。
余談 生まれも育ちも性格も清らかなら綺麗。 綺麗ってそういうことだと思う。 美しいは、その人の内面が育てあげるものでしょう。 だから、悪魔は美しいのです。
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