日記
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2004/04/30(金) 善意
日本にはたくさんの募金箱があふれている。
コンビニにいっても、ランチにいっても、街を歩いていても、テレビを見ていても、善意を受け入れる箱は手軽に身近にある。
ワンコイン入れれば、良心が落ち着く。
可哀想という気持ち、理不尽な怒り、焦燥感まで、寄付した行為で満たされる。
そのお金がどのような方法で、誰の手元に何が届くのかなんてわからない。
わたしもあなたも、寄付を受け取った誰かの気持ちもわからない。
感情を伴わない数字は、見知らぬ多くの人を救う。
そこに、不特定多数の慈しみの精神を感じ、誰かが誰かを見ていることを思うだろう。

現地へ赴き、助けを必要とする手を握ろうとする人がいる。
言葉も通じない、知っている人も居ない土地へ、体と心で向い向き合う。
向かい合った表情からは、困惑も感謝も蔑みも伝えるだろう。
向かい合う自分の表情が伝わるように。
握った手からは暖かさも、冷たさも感じる。
そう、誰かは生きているということ。
わたしもあなたも、生きている。

安全な地において、寄付行為だけで心満たされる偽善者を、わたしは批判する。
多くの寄付によって救われている誰かが居る。
お金や物品に笑顔は無い。
だから、それを伝える誰かが居たら、わたしはその人たちを尊敬し、感謝したいと思う。


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