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2006/10/17(火) 単独行
「最近山、行きゆう?」

って聞かれて、

「うん、けっこう毎週行きゆうよ。まあ、単独ばっかりやけどね。」

と答えて、あ、しまった、、と思った。

「えー、単独で山へ行って怖くない?」

ほーらきた。。

「、、、、まあ、よくそう聞かれるけど、私にとっては普通の行動に なっちゅうきねー。」

「ふーん、、、。前に、単独で行ってた人を知っちゅうけどねー、、」

そこで、人が入ってきて、話が切れた。そのままその人(女性)は、行ってしまった。
その人が、知っちゅうという人(当然、女性だろう)を、私もたぶん知っている。
ずいぶん前に結婚して、たぶんその後は単独どころか、山登りそのものも
ほとんどしなくなっていると思われる人だと思う。

実際、結婚を間近に控えたある日、「もう当分山へ来られないだろうから」と言って、
瓶ヶ森に一人で登って行く彼女を見かけたと、誰かから聞いた。

その彼女にとって、山へ行くのが、何かの代償だったというわけではけっしてないと思うけど、
今、「また行きたいなー。」と思うことはあっても、行けないことが
彼女をひどく苦しめているということはないだろう。
(と、想像する。実に勝手な想像なのだが。)

満たされている部分が大きければ、他の部分が少々しぼんでも、気にならないものだ。
逆に、一番大きい部分がしぼんでいると、他の些細なことで喜びがあっても、
それで心が満面のバラ色になることはなかったりする。

私にとっての単独行は、何かの代償なのだろうか、、、
と考えれば、高校の頃のことをすぐに思い出す。
ただ、無性に、山の中を歩きたくて、どんどんどんどん、ただ山道を歩いてみたくて、
毎夜、布団の中でほぞを噛む思いをしていた。
その頃の私は、山へ行く手段もなければ、自分が歩きたいと思うような山道が、どこにあるのかさえ
知る術を知らなかった。

だけど本当に、大げさではなく、身もだえするほど山道というものを歩いてみたくてしょうがなかった。
「登山」 というくくりではなく、 「山の中の山道を歩く」 という行為に憧れていた。

なんで、私はこうなんだろう。。。とも考えた。
白土三平の、『カムイ伝』 の影響も強いと思う。

「一人で山へ行って、恐くない?」

たぶん、そう聞く人には、私という人物は、もの凄く異質に思えるのかもしれない。
だけど私の心象には、子供の頃から、今 実際歩いている山道の情景が、
確かにあった。

ただ、現実になっただけのことなのだ。

  わっかるかなあ、、、、、。


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