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2004/06/16(水)
介護
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突然ですが、最近よく考える事がある。私には、ちゃんと介護が出来るのだろうか?
仕事がら、毎日色んな患者さんを見ている。目が見えない人、耳が聞こえない人、体が不自由な人・・・
この間、ある患者さんが、うちの薬局にみえた。 この患者さん、数年前までは、元気に自分で歩いて薬を貰いに来ていた。 でもある日、奥さんに支えられて薬を取りに見えた。 実は、その患者さん、ある病気にかかり倒れ、体が不自由になってしまい、自分ひとりでは来れなくなってしまったとの事だった。 それからは、月2回程、必ず奥さんに支えられ、薬局に来るようになった。 体調のいい時は、足どりも軽く、元気に歩いてみえるのだが、あまりよくない日は、奥さんに支えられて、一歩一歩休憩しながらゆっくりと歩いてみえる。 病気だからといって、自宅にこもりっきりよりは、支えられながらも、散歩がてら歩いて来るのは、いい事なのかもしれない。 外の新鮮な空気も吸えるし、自然の中に出るという事は、一種のリハビリにもなるのだろう。 薬局内では、奥さんに靴を履かせてもらったり、洋服の乱れを直してもらったり、一緒にトイレに入って、用足しを手伝ってもらったりしている。 そういう姿を見て、スゴイなぁと思ってしまう。 うちにも両親がいるし、もし結婚したら、将来旦那さんの両親の面倒もみる事になるかもしれない スゴイ…口では、簡単に言えてしまうが、果たして私に出来るだろうか?
ふと、数年前に友達と話した言葉を思い出した。彼女の仕事は、ヘルパー。どうしてもやりたかった仕事だそうだ。 私が“ヘルパーの仕事は大変でしょ?”って聞くと、彼女は“全然大変じゃないよ。私、お年寄りが大好きだから・・・”って笑って答えた。
介護=高齢者・病人などを介抱し世話をすること・・・
彼女は、“介護”“世話”という言葉はいっさい使わず、いつも“お手伝い”という言い方をする。 この3つの言葉は、同じ部類の言葉なのだろうけど、私は、何か“お手伝い”と言う言葉は、違って聞こえた気がした。 世話をするんじゃなくて、手を“貸して”あげる。手を“差し伸べて”、楽しく生活する為のお手伝いしてあげる。
ちょっと言い方を変えるだけで、こんなにも考え方が変わるものなんだ… 彼女のおかげで、少しはやれそうな気がしてきた。 せっかく医療関係のお仕事をしているんだから、これから色んな人の考え方や意見を聞いて、少しでも手助けができるようになれればいいなと感じた。
文を書くのがとっても苦手なので、意味不明だったらごめんなさい…
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